【ディスカッション】自分の意見をしっかりもとう!意見交換 @アメリカ自然史博物館

アメリカ自然史博物館とジンベエザメ

こんにちは。

フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのケイコです。

休暇でアメリカ滞在中に書く「アメリカから見たフィリピン」第6弾はディスカッション。

「どう思いますか?」、「あなたの意見は何ですか?」

こう話を振られて“I don’t know.”や、“I have never thought about it.”、、と会話を終了させたくはないものですね!

アメリカ自然史博物館を舞台に、私と妹が繰り広げる(!!)ディスカッションバトルのテーマは、「これ↓は何のぬいぐるみ??」

ジンベエザメのぬいぐるみ

皆さんはどう思いますか??(笑)

1. 意見交換で会話が弾む!ディスカッションに慣れよう

1-1.アメリカで感じた自分の意見を言う度胸の大切さ

ニューヨーク・メトロポリタン美術館

ニューヨークには美術館や博物館が多くあり幾つか訪ねてみたのですが、そこでは展示物についてお連れの方と熱心に意見交換している人の姿を多く見かけ、軽くカルチャーショックを受けました。

10名くらいの団体ツアーのグループを観察していると、ガイドさんの誘導で、参加者それぞれが絵画か感じ取った感性や意見等を拾ってそこから会話を発展させたり、参加している人たちもツアーガイドさんに疑問をぶつけたりと、ディスカッション形式で鑑賞しているグループも見受けられました。

英語でのコミュニケーションはある程度自己主張をしたり、自分の意見をしっかり伝えることも大事です。

意見交換をしている人々(英語圏や欧米圏)の様子を見ていると、自由に意見を言っていい空気があり、会話が弾んで楽しそうでした。

一方、日本人の団体ツアーではガイドさんが質問を振った時に「え、私でしょうか?」と内心ドキッとした様子で視線をそらしてしまったり、質問から返事までの数秒の間(dead air:沈黙)があったりと、英語圏や欧米圏のツアー客と比べて物静かという印象を受けました。

1-2. フィリピン留学でディスカッションに慣れよう

フィリピン留学のグループ授業

初対面の人に自分の意見を述べることに苦手意識があったり、人前での発言の機会が日本では中々なかったりと、ディスカッションは日本人の不得意分野と言われます。

日本を一歩外に出ると、もっと積極性が求められる場面が多くありますが、英語会話のテンポをつかむのにフィリピンの英語留学はおすすめです!

フィリピン留学ではマンツーマン授業が多く、一日数時間、自分の考えを筋道立てて話す練習ができます。

 

例えば、フィリピン・セブ島の「Stargate(スターゲート)校」で使用されている教材では、1つのテーマに沿った200字ほどの文章を読んで、講師との会話の中でテーマを発展させていく仕様になっています。

予習の時に自分の考えをまとめましょう。

英語では、結論をまず先に言うのが鉄則!その後、理由が続きます。

マンツーマン授業の他にも、少人数のグループレッスンでは人前で発言をしたり、他のメンバーと意見交換をしたりと、ディスカッションの場数を踏むことができますよ。

2. ディスカッションのテーマ、「これは何??」

メトロポリタン美術館で高尚な美術作品について語り合っている人々を尻目に、私も1つ、ディスカッションにトライしてみることにしました。

アメリカ自然史博物館

舞台はアメリカ自然史博物館。

アメリカ自然史博物館のお土産屋

お土産を買うのに結構悩むタイプなので、先にお土産コーナーを見て、最後にまた戻って決めるようにしているのですが、そこで見つけたこのぬいぐるみ!

アメリカ自然史博物館のお土産屋のぬいぐるみコーナー

フィリピンのセブ島では高確率でジンベイザメに会えるスポットがあり、見慣れているせいか、ジンベエザメに見えますが、ジンベエザメに違いないと決めつけてしまうとそこで会話もThe End。

そこで、問題提起です。 ”What if it’s not a whale shark shaped stuffed toy?”

まずはそれぞれが導き出した結論から。

妹→ちょっと残念な(笑)デザインのジンベエザメだと思う!
私→カラフルな模様の海の恐竜だと思う!

では次に、そう思う理由について!

ジンベエザメと思う理由について

・特徴的な斑点模様
・尾びれの形からクジラやイルカ等の哺乳類ではなく、魚類であることは確定!
・有名なジンベエザメだと商品として売れやすいハズ!

哺乳類は尾びれが横広がりですね、魚類のサメは縦に長い尾びれです。

正直私もジンベエザメかも、、と思っていたのですが、それだと話題性がなく面白くないので恐竜説をひねり出します。

海の恐竜だと思う理由について

・恐竜は化石からは色が分からないから斑点模様はデザインとしてあり!
・アメリカ自然史博物館にはジンベエザメの展示はない(たしか、、笑)
・ジンベエザメはこんなにとがった歯がないし、目はもっと横にある!

けっこう無理やりですが、、(笑)、最初の理由、さだまさしさんの「天然色の化石」の歌詞が頭をよぎったんですね(笑)

♪今 都会ではビルに敷きつめた石の間から
化石をみつけだす 遊びがあると聞いた
そういえばデパートの恐竜展で
この間不思議に 思ったことがあった

何故 恐竜たちはみんなおんなじように
淋しそうに緑や黒に ぬられているのだろう
ピンクや赤や黄色やトカゲのように
虹色に光ったっていいと思わないか♪

恐竜たちの進化の過程

・・・ジンベエザメ柄の海の恐竜がいたって、いいと思いませんか??

仮定説を出した時点では、まだ館内を見ていないので、果たして現代のジンベエザメの様な海の恐竜がいるのかどうかチェックしてみよう!と探検家気分で館内巡りをすることにしました!

3. 発見!ダンクルオステウス

アメリカ自然史博物館の恐竜の化石

アメリカ自然史博物館の目玉、陸の恐竜たちの化石を見上げなたら太古の世界に思いを馳せます。

そして、海の恐竜たちのコーナー、おっ!!!

奥の方にサメの様な恐竜発見!!

アメリカ自然史博物館に飾られた古代の海の生き物

他の海の恐竜たちはすっ飛ばして早歩きで見に行きます。

アメリカ自然史博物館の古代のサメ?魚?

この顔とこの歯!!ぬいぐるみの顔に似てませんか??(テンション高めです 笑)

一体どんな恐竜か、説明書きを見てみます。

ダンクルオステウス(Dunkleosteus)は古生代デボン紀に大繁栄を遂げて、当時の生態系の頂点に立っていたと考えられている。
しかし、その繁栄は長続きせずデボン紀の終焉に絶滅した。
ダンクルオステウスの頭部及び肩帯付近は甲冑のように硬く重い装甲板で覆われていた。」

ダンクルオステウスDunkleosteusの骨

ダンクルオステウスっていうんですね!!

ちなみに、ダンクルオステウスの頭骨は、日本では東京都の国立科学博物館で見ることができるそうです!

4. ジンベエザメの余韻

最後にお土産コーナーに戻ってきました。

アメリカ自然史博物館のお土産屋

ぬいぐるみには博物館見学の話題を提供してくれたことに感謝しつつ、お土産にフィリピンに連れて帰るかどうかは、、好みの問題ですね、、ジンベエザメのぬいぐるみだったら、フィリピンのセブ島のお隣、マクタン島のお土産屋さんにあるぬいぐるみの方が可愛いかと。。

アメリカ自然史博物館のお土産屋の商品

「【2019年版マクタン島】おすすめお土産屋さん7店舗」でちらっと紹介していたお土産なのですが、実はこのジンベエザメのぬいぐるみは日本からの輸入品なんです。
(サンエックスの人気キャラクター「じんべえさん」)

ぬいぐるみもいいですが、やっぱり、本物のジンベエザメにはかないませんね(笑)

フィリピンのセブ島の語学学校の中にはジンベエザメツアーを開催している所もあります。
「Stargate校」のジンベエザメツアーの様子はこちらからどうぞ↓

「セブ島の人気校「Stargate(スターゲート)」のジンベエザメツアーに潜入取材!」

5. ディスカッションから得られたもの

ディスカッションはディベート違って誰かの意見が正解であるという訳ではないので、結局、ぬいぐるみがジンベエザメなのか、ダンクルオステウスなのか、それぞれ好きなように解釈すればいっか、という結論に。

結論はともあれ、ダンクルオステウスという海の恐竜を知ることができたのは今回のディスカッションの大きな収穫でした!

テーマはぬいぐるみという日常にありふれた物が題材でしたが、ディスカッションを通して、ちょっと違う視点から、ちょっと深く物事を考えることができた気がします。

まとめ

「アメリカから見たフィリピン」シリーズ第6弾、長文にお付き合いいただきありがとうございました(笑)

身近なものからディスカッションのテーマが見つかります、一歩立ち止まって考える習慣を身に着けると考えや意見が浮かびやすくなると思います!

「アメリカから見たフィリピン」シリーズ第1弾~第4弾も併せてお読みください↓↓

第1弾:【アジア初】マニラにトランプタワー、不動産王ドナルド・トランプ氏も注目のフィリピン
第2弾:【セブ島】ブルーノートの雰囲気が楽しめる本格ジャズバー“Jazz’n Bluz”
第3弾:ニューヨークにも進出!フィリピンが誇るファーストフード店「Jollibee」!
第4弾:【アメリカから見たフィリピン】ニューヨークとマカティーの金融街散策&高級スタバ
第5弾:アメリカ自然史博物館の極小メガネザルより更に小さい!フィリピンのメガネザルに会いに行こう!

Author: 阿部 桂子

セブイングリッシュのお客様&経理担当。2006年からフィリピン在住し、フィリピン大学セブ校マスコミ科を卒業。セブ島現地のことに精通している。