賢く使いたいマニラ空港の日系トランジットホテルを特集

こんにちは。

フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのケイコです。

セブ島に留学するときに、ローコストキャリア(LCC 格安航空会社)のセブパシフィック航空を利用する方が時々、います。

ローコストキャリアとは、機内での食事や飲み物が別料金であったり、映画上映などのサービスを極力省いたりするなどサービス量と質を下げたり、旅行会社に航空券の販売を任せずに、自社のホームページから航空券を購入してもらうのを主な集客手段にしている、極端に言うと「行き届いたサービスはないものの、値段が安い航空会社」のことです。

そんな、ローコストキャリアのセブパシフィック航空では、成田から直行便があるのですが、関空や、名古屋の中部国際空港、そして、福岡空港からは直行便がなくて、マニラで乗り換えが必要です。

ちなみに、成田からの直行便の場合、同じローコストキャリアでも、日系のバニラエアのほうが概ね評判が良いです。

具体的に、セブパシフィック航空&マニラ乗り換えのあまり評判が良くない点については、セブイングリッシュの航空券のページにも卒業生からの声を元にして掲載しています。

このセブパシフィック航空のマニラでの乗り換えは、正直、卒業生から色々なトラブルを長年聞いてきた、私たちとしては、お勧めではないのですが、成田以外の空港から出発する少しでも安く渡航したい旅慣れた方の場合、利用者がかなりいるのも事実です。

今日は、乗り換えが、とても長くなることで、旅慣れた方でも、かなり疲れたり、不安に感じられるのではと思うセブパシフィック航空のマニラ乗り換えで利用できる、日系のトランジットホテル「The Wings」を紹介します。

セブパシフィック航空マニラ経由便について

トランジットホテル「The Wings」を紹介する前に、セブパシフィック航空マニラ経由便について、少し説明します。

セブパシフィック航空は、成田空港からだとセブ島まで直行便がありますが、関西国際空港と中部国際空港、福岡国際空港からは、直行便がないので、マニラ経由になります。

日本⇔マニラ、マニラ⇔セブの路線は、ニノイ・アキノ国際空港の比較的、新しいニノイ・アキノ国際空港ターミナル3で発着します。

ターミナルビル内には、ショップやレストランが結構あるので、待ち時間が、それ程長くなければ大変ではないように思うのですが、最近のフライトスケジュールを見ると、、

関西国際空港
【往路 関空-マニラ】20:40発 23:45着
【復路 マニラ-関空】15:05発 19:55着

中部国際空港
【往路 中部国際空港-マニラ】21:10発 翌日00:30着
【復路 マニラ-中部国際空港】15:20発 20:25着

福岡国際空港
【往路 福岡空港-マニラ】20:00発 22:40着
【復路 マニラ-福岡空港】15:20発 20:00着

どのフライトも、マニラ現地到着時刻が深夜です。

深夜の時間帯には、マニラからセブ行きの飛行機が飛んでいないので、翌朝まで待たないといけません。

フィリピンは日本と-1時間の時差があるので、マニラについたら時計を調整しましょう。

乗り継ぎ購入時のアドバイス

ほとんどのセブ島の語学学校の入寮日は原則 日曜日です。

日曜入寮の学校だと、土曜日に日本を出発して、翌日の日曜日にマニラからセブ島に向かうフィリピン国内線を利用するスケジュールで検討してください。

日本出発翌日(日曜日)のセブ島行きの便ですが、トランジットホテル「The Wings」では、深夜12時チェックインの場合は、午前7時30分まで滞在できるので、日曜日の午前11時半発くらいのマニラ発セブ行きの便を取ると、十分に休んでから向かえると思います。

日系のトランジットホテル「The Wings」

空港ターミナル3内にあり、とっても便利なホテルです。

The Wings
【場所】ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3 4階
【電話番号】+632 8869464 +632 8337299
【Eメールアドレス】thewings@jipang-group.com
【ウェブサイト】https://jipang-group.com/thewings/

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予約について

予約方法はお部屋タイプによって異なります。

【ラウンジ】 当日受付のみ(事前予約不可)
【カプセルルーム】ウェブサイトから予約
【ツインルーム】ウェブサイトから予約
【ファミリールーム】Eメール(thewings@jipang-group.com)宛に送り予約

カプセルルーム、ツインルーム、ファミリールームは予約後にクレジットカード決済のペイパルで支払いをします。

チェックイン

受付では、陽気なスタッフが出迎えてくれます。

The Wingsでは、チェックイン、チェックアウトの時間が1日3つのシフト制になっています。

①午前12時~午前7時30分
②午前8時~午後3時30分
③午後4時~午後11時30分

セブパシフィック航空利用でマニラ経由セブ行きだと、「午前12時~午前7時30分」のシフトになります。

予約後にホテルから届くメールを、チェックインのときに確認されるので、ホテルからのメールは事前にプリントアウトするか、スマホ等に保存しておいていください。

お部屋タイプ

リクライニングチェアタイプのラウンジ、カプセル(男女別階)、ツインルーム(2段ベッド)、そして、ファミリールーム(2段ベッド×2)の4タイプから選べます。

このうちカプセルと、ツインルームはThe Wingsウェブサイトから予約することができます。

事前予約しないと満室で入れないこともあるようなので、利用を検討されている方は、カプセルか、ツインルームの事前予約をお忘れなく!

【宿泊費に含まれるサービス】
軽食ビュッフェ
飲みもの(飲み放題)
荷物預かり
無料WIFI
シャワー室利用
タオル、浴衣、アメニティー(シャンプー、コンディショナー、石鹸、歯磨き、歯磨き粉)

ラウンジ宿泊にはシャワー室利用サービスは含まれていません。

お部屋タイプ1  ラウンジ

リクライニングチェアで休息をとるスタイルです。

写真中央の階段を上がるとカプセルルーム、階段横のエリアがラウンジで、リクライニングチェアが並んでいます。

The Wingsウェブサイトで事前予約を受け付けていないので、到着してから空席があったら案内してもらえます。

しかし、、、

ホテルスタッフ曰く、深夜12時前後の時間帯では満席になっていることが多いそうです。

この日もすでに満席でした。

ただ、プライバシーが確保できない、、、

シャワー室が利用できないといったデメリットがあるので、カプセルルームの方がおすすめです。

【料金】4時間500ペソ(約1,100円)/1席 7時間700ペソ(約1,550円)/1席

お部屋タイプ2  カプセル(男女別階)

語学留学生にも手軽にご利用いただけそうなカプセルルーム。

女性10室、男性7室あり、階が分かれています。

カプセルルームの入口にドアはありませんが、ホテルのエントランスに一番近いエリアで、空港内のホテルという事もあり夜中でもスタッフや旅行客の出入りが多くて人目があるので安全に過ごせそうな印象でした。

スーツケースなどの荷物はホテルへ預けますが、財布などの貴重品は預けずに、カプセルルームに備え付けのセーフティーボックスに入れ自己管理するようになります。

【料金】1,000ペソ(約2,200円)/1部屋

お部屋タイプ3  ツインルーム

今回、私が利用したのがこちらのお部屋です。

個室タイプの2人部屋で、16室あります。

2段ベッドになっていて、トイレ、シャワーは共用です。

セキュリティー面では、お部屋内にセーフティーボックスがあり、部屋にも鍵がかかるので安心です。

1人で旅行する時も、快適さと安全を優先するならこちらの利用がおすすめです。

空調は、全館管理してあるので、自分で調整することができませんが、すごく寒いと伝えたところ、ブランケットを追加で1枚無料で貸してくれました。

深夜にチェックインのゲストが多いこともあってか、寝付くまでの間は、若干外の音が気になりましたが、それ以外は問題なしでした!

【料金】1,800ペソ(約4,000円)/1部屋

お部屋タイプ4  ファミリールーム

ファミリータイプは2段ベッドが2台あり、最大4名まで利用可能です。

1室しかないので、利用を検討されている方は、早目にホテルへEメールを送って予約して下さい。

泊った時はファミリータイプは満室で写真は撮れなかったんですが、お部屋はツインルームの2倍くらいみたいです。

【料金】3,200ペソ(約7,000円)/1部屋

The Wings ホテル内

チェックインをして部屋へ案内されたあと、シャワーエリアへ。

トイレとシャワールームが同じ区画にあり、奥にパウダールームがあります。

衛生面は、、、

いろんな国の人たちが利用しているので仕方ないのでしょうが、正直、綺麗とは言えませんでした。

シャワーは、一応温水が出るのですが、残念ながらぬるくて体が温まるほどの温度ではありません。泣

こちらはパウダールーム。

中級レベル以上のホテルでないと、ドライヤーがない所が多いフィリピンで、ドライヤーが備え付けられてあるのは嬉しい点です。

こういうところは、さすが日系のホテルだな・・・と思いました。

ホテル館内はキンキンに冷房が効いているので、シャワーを浴びたあと、体が冷えないように気をつけてください。

こちらは、軽食エリア。

軽食は宿泊料金に含まれていて、しかも、食べ放題なのが嬉しいです。

夜と朝でメニューが変わります。

朝は余裕をもって起きて朝食を食べてからチェックアウトしてくださいね。

軽食ではサンドイッチやシリアル(コーンフロスト)が食べられます。

しっかりご飯が食べたいという方は、有料になりますが、料理をオーダーすることができます。

軽食エリアに和食のメニュー表と洋食やフィリピン料理のメニュー表が置いてあります。

和食メニュー。

お手頃価格です!

パスタやフライドチキンもオーダーできます。

日系のホテルらしく、マガジンラックには、日本語のマニラ情報誌が。

寝付けないときは軽食をつまみながら雑誌を読んだり、インターネットを利用したりしてまったり過ごすのもありです。

チェックアウト

夜のシフト利用のゲストは全員、チェックアウト時間が午前7時30分です。

(フライトの関係等で7時30分より早いチェックアウトも可能です。)

朝7時前後になると、受付にはチェックアウト待ちするゲストの長蛇の列が、、

ということになるので、セブ行きの便が午前中の早い時間の方は、早めにチェックアウト手続きをして下さい!

ホテルをチェックアウトしたあとは、セブ島へ向けてもう一旅。

セブパシフィック航空の国内線カウンターは搭乗便の出発予定時刻の2時間前から開いています。

こちらは午前8時頃の様子です。

特に早朝は込み合うので、チェックイン開始時刻よりも早めにチェックインカウンターに行き、並んで待つくらいが丁度いいと思います。

まとめ

セブパシフィック航空のマニラ経由便のネックになる乗り換えも、The Wingsに泊れば、大分、楽に過ごせると思います。

特に一人で乗り換えをする場合は、待ち時間が長いと所持品の管理などに気をつかうことになるので、お勧めです。

当日に行ってみて満室、という事態を避けるため、十分前もって予約をおすすめします。

ローコストキャリアのセブパシフィック航空とバニラエア航空では、成田からセブ島までの直行便があるので、価格重視でローコストキャリアを使いたい方も、マニラ乗換えが不安なら、成田発セブ島行きのルートを出来るだけ利用してください。


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Author: 阿部 桂子

セブイングリッシュのお客様&経理担当。2006年からフィリピン在住し、フィリピン大学セブ校マスコミ科を卒業。セブ島現地のことに精通している。