フィリピンには学生定員が数十名の学校から500人超まで、その規模は様々です。
英語力の向上に相関関係はありませんが、あなたが求める雰囲気や環境がどのようなものか、そういった観点から学校選びにお役に立ててください。
それでは、小規模校と大規模校のそれぞれの特徴を見ていきましょう。
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小規模校のメリットとデメリット
小規模校のメリットは、ほぼ全員の生徒同士が顔見知りになるので、友達になりやすい環境があります。
また、アットホームな雰囲気の中で勉強に励むことができるでしょう。学校スタッフもほぼすべての生徒の顔が見え、一人ひとりに接することができる時間も取りやすいです。
そのためより細かなサポートが期待できます。デメリットを挙げるとすれば、時期によっては学生数が少なく寂しく感じるかもしれません。
たとえば週末に行なわれるアクティビティの開催が最少催行人数に満たないことがあるなどです。
落ち着いていてアットホームな環境の反面、このようなこともあるかもしれません。また、定員20名以下の超小規模校の場合、単純に不人気校であることも多いので注意がが必要です。
大規模校のメリットとデメリット
大規模校のメリットは、生徒数が多いからこそ、グループ授業のクラス分けが細かく行われている点です。(小規模校でも人気のある学校は常に定員近い生徒がいるため細かいレベル分けがされています。)
デメリットとしては、同時期に入学した人同士が友達グループになりやすく、その後も一緒に行動していることが多くなります。
グループ授業でも友達で固まってしまうと、あとから加わった人が入りにくい雰囲気になるなど、学習面に影響することも起きているようです。
しかし、だんだんとルームメイトやグループ授業を通じて友達の輪も広がっていきます。また、グループ授業について補足です。
学校によっては生徒数の関係上、自分の英語レベルよりも高いグループ授業に入れられてしまいうケースがあります。
そうすると、クラス内での会話が理解できない、発言がしずらい、などということが発生します。そのような場合は学校スタッフに相談し、クラスを変更することは可能です。
フィリピン留学後に、カナダやオーストラリアへのワーホリ/留学を検討している方は、生徒数が多い大規模校の方が同じ目的を持った人に出会える可能性は高くなり、次のステップへの情報収集にも良い環境になるでしょう。