フィリピン留学は、欧米留学に比べて費用を抑えられるのが魅力ですが、さらに工夫次第で出費を大幅に削減することが可能です。 航空券や学費、生活費など、節約できるポイントはたくさんあります。
本記事では、留学費用を安く抑えるための具体的な方法を項目ごとに解説します。
関連記事『フィリピン留学の費用内訳』もご覧ください。
『1か月のフィリピン留学費用の具体例』こちらも合わせて、より効率的な予算計画の参考にしてください。
目次
フィリピン留学費用を節約する5つのポイント
1. 航空券を安く予約する方法
航空券は早めの予約や適切な航空会社の選択、時間的な不便さを受け入れることで大きく節約できます。
LCC(格安航空会社)を検討する
フィリピンへの便が運行しているLCCでは、エアアジアやジェットスターが主で、価格が安めです。ただ、時間が早朝や深夜便も多く乗り換えには注意が必要です。
- 料金相場:往復3万~5万円
- 注意点:手荷物の追加料金や学校のピックアップ時間帯との兼ね合いも確認しましょう。
予約時期を工夫して料金を抑える
航空券の料金は日々変動していますが、早期であると安く予約できる傾向にあります。一番お得なのはプロモーション期間中の予約です。
- プロモーション時期:多くの場合は半年前~の期間にセールの情報があります。ジェットスターやエアアジア、セブパシフィック航空などで見受けられます。
2. 学費を抑えるコツ
相部屋を選んで滞在費を節約
語学学校の寮では、1人部屋よりも2人部屋~6人部屋の相部屋を選ぶことで大幅に費用を削減できます。この部分がもっとも節約効果が高いです。
- 1人部屋の相場:1か月20万円前後
- 4人部屋の相場:1か月8万~13万円
- 6人部屋の相場:1か月4.5万~7万円
コースについては、マンツーマン授業数が多いコースやIELTSなど特化コースは授業料は高くなりますが、授業数が極端に少ないコースの選択で費用を抑えるのは本末転倒のためお勧めしません。
長期割引が適用になる学校を選ぶ
3か月以上の留学の場合、学校の長期割引が適用になるケースがあります。
金額は学校によって幅がありますが、10,000~100,000円前後も安くなるケースもあるため、長期留学を検討している方はエージェントに問い合わせてみましょう。
キャンペーンを狙って申し込む
語学学校は不定期で割引キャンペーンを実施しています。多くの場合は7-8月の繁忙期以外の時期である傾向にあります。
キャンペーン割引の内容も様々ですが、「4週間以上で10,000円割引」、「学費の10%オフ」、「入学金無料」などがあります。
キャンペーン情報についてはこちらの『プロモーション情報』で発信しています。
3. 現地生活費を削減するコツ
遊びに流されないことが一番の節約
学校によっては留学生活を友達との交流の時間に充てたい人もいます。平日も出かけて飲食をすることが習慣になると費用が増えていきます。
節約したいのであれば、平日は学校から出ずに無駄なお金を使わないように節制することが重要です。遊ぶのは週末だけに制限するとメリハリのある留学生活になります。
移動手段を工夫する
移動手段としてはタクシーが主になりますが、タクシーの場合は複数人で乗るようにするとコストを削減できます。 また、遠方に行くならローカルのバスを利用すると格安になります。
- バス:150円~700円程度→遠出するならこちらが格安です
- タクシー:初乗り約100円→複数人で乗車して費用を抑える
必要最低限の日用品だけを購入
現地でも日用品の購入は可能で、ほぼ何でも揃います。フィリピンと言えども今は物価が安くはありません。
買い物はトイレットペーパーなどの必要最低限に抑え、日本から持参できるもの(歯ブラシ、化粧品。薬など)を準備し、無駄な出費は抑えましょう。
4. 意外な追加費用に注意
部屋の電気代は超過すると追加費用が…
フィリピンの電気代は日本と比べて高額です。そのため学校では、一定の電気代を超えた場合には追加で請求をするようになっている場合が多いです。
相場は、4週間あたり6,000円~12,000円の範囲の学校が多いです。しかし超過してしまえばこの限りではないため注意が必要です。
もっとも注意が必要なのは部屋の「エアコン」です。
バギオエリアを除いては、一日中暑いので使うのは仕方ないですが、部屋にいないときや就寝時は消すなどは必須です。 特に1人部屋の方は超過する危険が高いので注意です。
自習室を利用するなど部屋にいない時間を増やすことも電気代節約のコツです。 最近では、1週間で15,000円の追加費用が発生してしまった生徒さんもいるので気をつけましょう。
5. 為替レートを賢く活用
留学費用が固定レートの学校を選択肢に入れる
円安が急激に進んでいるため、為替レートよりもお得になる固定レートを採用している学校も少なくありません。
1ドル120円~140円で留学費用を換算する学校も複数あります。また、固定レートキャンペーンを実施する学校もあります。 予算によってこういった学校も選択肢に入れることで留学費用を抑えられます。
円高のタイミングで一括払い
固定レートを採用していない学校の場合、為替レート(海外送金レート)のタイミングによって金額が変動します。タイミングは難しいですが円高の時期にまとめて支払うことで、全体の費用を抑えられます。
現地では現金払いとキャッシュレスをうまく使い分ける
フィリピンでは現金支払も未だ多いですが、レストランや大きなスーパーではクレジットカード支払いも可能です。 現金は多めに持って行きましょう。
ATMの手数料は高いのでなるべく両替をしましょう。また、カード支払いの際は手数料が安いデビットカードを利用することもおすすめです。
タクシーは配車アプリ『Grab』を利用しましょう。支払いにはあらかじめクレジットカード決済にしておくことで、一般のタクシーで起こり得る、ぼったくりや、おつりが無い等という無駄なコスト発生を防ぐことができます。
節約型フィリピン留学の具体例
節約型1か月の留学費用シミュレーション
- 学費等:17万円(6人部屋)
- 渡航費:往復5万円(LCCのプロモーション)
- 生活費:1.5万円(土日の外出のみ)
- 現地納入費用:7万円
合計費用:約30万円
留学費用節約に成功した実例
ケース1:学校のキャンペーンで240,000円の割引
5か月の長期留学を学校の固定レートキャンペーン期間に申込み、通常よりも240,000円も安く留学が実現。
ケース2:祝日の多い年末年始のキャンペーンで1週間分が無料に
祝日で授業休講が多い年末年始期間を含む留学に適用されるキャンペーンによって、8週間の留学が7週間分の料金で実現。約50,000円の割引に。
ケース3:ローカルのバスなどを駆使し、ツアー料金を約10分の1に節約
日帰りツアー料金は10,000円を超えるものも増えてきました。
学校まで送り迎えがあったり、ランチが付いていたり、パッケージすべて含まれているので楽ではありますがそれなりに料金はかかります。
移動含めてすべて自分で行なうことで費用をかなり抑えることが可能です。その代わり、ローカルのバスや船に乗ったりの移動手段と時間配分はすべて自分で行なう必要があります。
ローカルのバスは安いだけあって満席にならないと発車せず、さらに途中で人を乗せるのでキツキツの中の移動になることも。快適さはないですが、圧倒的に費用は抑えられます。
注意点|節約しすぎて後悔しないために
快適さを犠牲にしない選択を
- 相部屋は『プライバシーが確保されにくい』『トイレ・シャワー問題』があることはは許容しましょう。
- LCCを利用する場合、遅延のリスクと運行時間を考慮しましょう。
- 授業の無い週末は友人との交流の機会や観光に充ててリフレッシュしましょう。
健康面でのリスクを回避する
- 外食が必要な場合でも栄養バランスを意識して食事を選びましょう。体調を崩して授業を休むと1コマあたり1,000円以上は無駄になります。
- 保険にかける費用は削らず、安全面を重視しましょう。
まとめ|賢く節約して充実した留学生活を
フィリピン留学の費用は工夫次第で削減できる余地がありますが、必要な不可欠な費用と節約できるできる費用を見極め、バランスを取ることが重要です。
本記事で紹介した方法を参考に効率的な予算計画を立ててください。
さらに詳しい内訳は『フィリピン留学の費用内訳』や『1か月の留学費用の具体例』もあわせてご覧ください。
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