フィリピン留学とは？基本情報と特長を解説
フィリピン留学は、特に現在『英語にまったく自信の無い方でも、短期間で英語力向上が期待できる』魅力的な選択肢です。費用が比較的安めでありながら、質が高くマンツーマン授業が多く受けられる点が大きなメリットです。ここでは、フィリピン留学の概要・歴史、さらにコストパフォーマンスの高さについて詳しく解説します。
フィリピン留学の概要
フィリピンは留学先として近年その人気がだんだん高まってきています。こちらのグラフは日本人の海外留学先として渡航人数が多い国です。年によって順位は変動しますが、トップ3の国は調査元や調査する年によって入れ替わりがあります。
英語圏の国が上位を占める中、英語が第二言語のフィリピンがランクインしてきています。
日本人が海外留学先として選ぶ国トップ5
| 順位 | 国名 |
|---|---|
| 1 | アメリカ |
| 2 | カナダ |
| 3 | オーストラリア |
| 4 | イギリス |
| 5 | フィリピン |
そんなフィリピン留学ですが、なぜ留学先として人気が高まってきているのでしょう。
フィリピンの留学先としての魅力
フィリピン留学とは、フィリピン国内にある英語の語学学校で英語を学ぶことを指します。ほぼすべての学校がマンツーマン授業を提供しており、留学生それぞれの弱点にフォーカスした授業が可能です。これにより、他国への英語留学よりも短期間で成果を出すことができると言われています。
また、留学生の国籍もアジア圏が中心という環境があり、授業以外にも日常生活で英語を使用する場面が多く、実践できる環境が整っています。
さらに、観光地としても知られているため、留学の合間に観光やマリンスポーツを楽しむこともでき、勉強とリフレッシュも兼ねた留学生活ができます。特にセブ島やバギオは語学学校が集まるエリアであり、観光地としての魅力も高い地域です。
フィリピン留学の歴史と背景
フィリピンが英語学習の留学先として注目されるようになったのは、アメリカ統治時代の影響が大きいです。この歴史的背景により、英語がフィリピンの公用語となり、国民の多くが英語を話します。さらに、フィリピン人講師は非ネイティブであるものの、明瞭で聞き取りやすい発音が特徴で、初心者にもなじみやすい点が評価されています。
また、政府が語学留学産業を積極的に支援していることも、フィリピン留学が成り立っている要因の一つです。多くの学校が認可を得ており、安心して学べる環境が整っています。
コストパフォーマンスが高い理由
フィリピン留学の最大の魅力は、やはりコストパフォーマンスの高さです。他国での留学と比較して授業料や滞在費が大幅に安く、同じ予算でより多くの授業を受けることが可能です。また、1日8時間以上の授業が受けられる学校も多く、短期間でも英語漬けで集中することができます。
さらに、宿泊施設は学校寮として学費に含まれている場合が多く、食事も提供されるため、留学中の追加の出費を抑えることができます。このような点から、費用対効果の高い留学先として選ばれています。
参考として各国の1か月あたりのおおまかな留学費用を比較すると以下のようになります。
フィリピン留学は、他国の人気留学先と比較して約1/3～2/3程度の費用で済むことがわかります。これにより、限られた予算で効率的に英語を学びたいと考える方にとって、短期間での英語力向上が期待でき、費用対効果の高い学習環境が整っているフィリピンは非常に魅力的な留学先となっています。
フィリピン留学の費用はどのくらいかかる？
留学を検討する上で費用は重要な条件です。フィリピン留学にかかる費用の内訳と1か月のモデルケース、さらに費用を抑える方法について解説します。
留学費用の内訳（授業料・滞在費・生活費）
フィリピン留学の費用は主に以下のような内訳です。
- 授業料・滞在費: 1か月あたり25万～40万円が相場です。マンツーマン授業が一日に数コマあり、授業数と費用はコースによって異なります。多くの学校では寮に滞在し、食事が3食付いている学校も多いです。
- 生活費: 現地での日用品、外食、交通費、アクティビティなどを含み、月に2～5万円程度が目安です。
これらに加えて、航空券代や海外旅行保険の費用も考慮する必要があります。
1か月の留学費用の具体例
セブ島での1か月の留学費用を具体例として挙げると、総額で25万～40万円程度が目安です。
参考までに1か月留学でも充分な1日7コマの授業の一般的なコース・3人部屋の費用内訳はこちら
入学金：10,000円
授業料・滞在費：256,000円
現地費用：75,000円
合計：341,000円
この中には、毎日の食事（3食）も含まれます。この他に必要な金額は往復の航空券や海外旅行保険や、現地での交際費等です。
費用を安く抑える方法
留学費用を抑えるためには、オフシーズン期間を狙うことと、プロモーション/キャンペーンを利用する方法があります。たいていの場合は7-8月だけ料金が高くなる学校も増えてきています。しかし、期間によってはキャンペーンを実施している学校もあるので随時情報をチェックすることで費用が抑えられます。
フィリピン留学の学校選びのポイント
学校選びは、自分が学習する環境が合う合わないによって留学の成果を大きく左右します。良い学校と良くない学校の見分け方、そして時期や年齢層による違いについて詳しく解説します。
初心者向けの学校は多い
フィリピンには初心者向けのコースがある学校が多いので、英語をゼロから学びたい方でも気負いせず留学できます。講師陣も初心者を教えることに慣れているので、基本的な文法や単語を丁寧に教え、ゆっくりと話してくれるのでスピーキングの基礎をしっかりと固められます。
また、初めての海外でも安心して過ごせるように、学校には日本人スタッフが常駐している学校も多いので、留学生活中は何かあればすぐに相談ができ安心して過ごせます。
良い学校や悪い学校はある？
大前提としてどの学校も認可を受けているため、きちんとした授業を提供しているので良い学校と言えます。しかし「良い学校」は人それぞれ留学目的や条件によって異なるため、自分の留学目的と希望の環境を明確にすることが、良い学校に留学できる方法です。「みんながこの学校が良いって言っているから」という理由だけで学校を選んでしまうと、自分に合っていなかった場合は良くない環境（学校）になりかねません。
また、口コミや評判も一つの指標になります。講師の質、カリキュラムの内容、設備の清潔さなどが書かれていることが多いですので、気になった点はエージェントにも意見を聞いてみましょう。
年齢層や時期による違い
フィリピン留学は、学生から社会人、親子、シニア層まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。春夏休みや年末年始のピーク時期には大学生が多く、落ち着いた環境を希望する場合は閑散期を選ぶと良いでしょう。自分の目標や希望の学習環境に合った学校や時期を選ぶことが大切です。
フィリピン留学を経験した人の体験談
留学経験者の声はこれからフィリピン留学を計画する人にとって貴重な情報源です。留学経験者の声を通して、留学中のスケジュールや生活費、実際の留学生活のリアルをご紹介します。
フィリピン留学経験者の声は【フィリピン留学体験談のページ】から！
実際の留学中スケジュール
通常規則の学校では朝8時から夕方5時ごろまでの間で授業が行われ、その後は自由時間となります。自由時間には、校内で自習や運動、外出などをして友人との交流を楽しむことができます。週末には、ビーチやリゾート地への日帰り旅行を計画する学生も多く、学習とリフレッシュを両立できます。
留学中の生活費と英語学習のリアル
生活費は学習環境や個人の生活スタイルによって異なりますが、一般的には月2～5万円の範囲内の方が多いです。交通費は日本に比べて安いため、観光やちょっとした外出はしやすいです。一方で、食費や日用品は日本とさほど変わらないため、食事は学校で済ませ、日用品は持参する方が節約になります。
英語学習では授業の復習や予習が重要です。これを怠ると学習効果が半減するので、平日は勉強に時間を充て、遊びは週末にする、という自律さと、日々コツコツと学習する積み重ねが成功のカギです。
フィリピン留学を成功させるには
留学を成功させるためには、留学目標を明確にすること、それを留学中もブレないように意識することが重要です。ほとんどの人は留学目的を持って留学しますが、留学先では誘惑に負けてしまう人もいます。
フィリピン留学の注意点は？
最後に、フィリピン留学を成功させるための注意点を確認しましょう。準備不足やトラブルを未然に防ぐために知っておきたいポイントです。
留学前に知っておきたいこと
フィリピンへの留学には事前にビザ申請をする必要はありません。また、必要なワクチン接種もありません。留学前には、こういった事前に準備することと不要なこと、留学生活における持ち物などの準備についてのこと、これらの情報はおさえておきましょう。エージェントからはこれらの情報は詳しく案内があるため、送られてくる資料はしっかりと目を通しておきましょう。
留学中にトラブルを避けるポイント
日本に比べてフィリピンではスリなど軽犯罪が横行しています。このうような留学中のトラブルを避けるためには、貴重品の管理や防犯対策を徹底することが大切です。外出時にブランド品のアクセサリーを身に着けたり、取り出しやすいポケットにスマホを入れて歩いていたりすると被害に遭いやすいので注意が必要です。
海外旅行保険と現地サポートの重要性
体調管理が一番大事ですが、海外旅行保険に加入していると、万が一の病気や事故の際に安心です。学校によっては入学条件に加入が必須の場合もあります。現地に信頼できる日本人スタッフがおり、サポート体制が整っている学校を選ぶことで安心して留学生活を送ることができます。
