セブ島留学に変圧器は必要?

こんにちは。

フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのケイコ(右)です。

セブ島のお隣、マクタン島の5つ星ホテル「シャングリラ」に宿泊した時の1コマを撮った写真です。

ちなみに、後ろで顔をくしゃくしゃにして笑っているのは妹のアヤコで、セブ島の同じ職場で働いています。

旅先や留学に持っていく、カメラ、ipad、携帯、パソコン、充電器等のガジェット。

日本から持参した電子機器はフィリピンで、そのまま使えるのでしょうか?

フィリピンの電圧やコンセント形状、変圧器など、電気にまつわる情報をまとめてみました!

1.変圧器(トランス)とは?

フィリピンの電圧は220ボルトの60ヘルツで、日本の電圧は100ボルトのため、日本仕様の100ボルトのみ対応の機器は、そのままフィリピンで使う事ができません。

そこで電圧を調整するのに必要になるのが、変圧器(トランス)です。

フィリピンのコンセント-変圧器-日本の電子機器の順につなぐと、変圧器で電圧が調整され、日本の機器を使う事ができます。

100ボルトの日本の電化製品をフィリピンで変圧器を通さずに使ってしまうと、、スイッチを入れたとたん、「ボンッ!!」と一瞬で壊れてしまいます。

我が家の炊飯器は日本から持って来た日本製の炊飯器ですが、うっかりコンセントにそのまま差し込んでしまい、壊れた?壊した?回数は2回。

今使っているのは、3代目ZOJIRUSHI炊飯器で、横に写っているのが変圧器です。

語学学校では3食提供されますし、寮内自炊禁止のところも多く、さすがに留学に炊飯器を持っていく人はいないと思いますが(笑)、携帯、パソコン、ドライヤー等、電化製品を持っていくなら、くれぐれも、フィリピンは電圧が違うという点をお忘れなく!

1-1.変圧器不要な220V対応製品

100-240ボルト対応製品だと、フィリピンのコンセントに直接つないでも大丈夫(変圧器不要)です。

旅行や海外出張を想定して作られているノートパソコンやデジタルカメラ、ipad等は、100-240ボルト対応の物がほとんどなので、基本的に留学で変圧器を使うことはないと思います。

機器のマニュアルか、充電器やACアダプタに何ボルトまで対応しているか書かれているので確認しましょう。

ただ、雷が落ちた時など電圧が不安定になり、故障の原因になることも。

その為、電子機器を使用しないときには、念の為コンセントを抜くことをお勧めします。

高価な機器や、壊れたら困るようなものは持っていかない方が良いです。

1-2.変圧器が必要な100V対応製品

携帯、音楽機器や、携帯ゲーム機は海外の電圧に対応していない物もあります。

変圧器があれば使えるじゃん!はい、もちろんそうなんですが、変圧器は小さいものでも結構な重さがあり、日本から持っていくのは大変。

だからといってセブ島で購入するにも、100Vに対応した質の良い変圧器はあまり流通してない上に、安くはありません。

また、変圧器は誤った使用をしてしまうとショートしてしまう危険性もあります。

安全面を考えて、『MBA校』等、変圧器の使用不可の学校もあるほどです。

その為、フィリピンの電圧に対応していない機器は、基本的に持って行かない方が良いのですが、どうしても留学中に変圧器が必要という場合は、ご留学先の学校で使用可能か確認しますので、事前にご相談ください。

また、変圧器の選び方にもコツがあるので、もしセブ島で購入予定の場合は、下記を参考にして下さいね。

2.セブ島で変圧器を買うときのポイント

変圧器は結構重いので、セブ島で購入できると楽ですが、安価な変圧器は質がそれほど良くないことと、日本規格の100ボルト対応の変圧器が売ってある場所が限られているので、ご注意を!

変圧器は英語で「transformer(トランスフォーマー)」です。

セブ市内のショッピングセンターSMセブシティー内の店頭に置いてある変圧器は全部、インプットがフィリピン規格の220ボルト、アウトプットがアメリカ規格の110ボルトでした。

日本規格の100ボルトとは、10ボルトの差で使えないことはないようですが、使用中に機器が故障しないという保証はありませんので、気をつけてください。

ちなみに、この黒と白の変圧器の違いは?というと、、

スイッチがあるかないか、の違いでした。

変圧器は使っていると結構熱を持つので、使わないときは極力、電源を落としておきましょう。

100ボルト対応の変圧器を探しにSMセブシティーと並ぶ大型ショッピングモール、AYALAショッピングセンターへ行くと、「DUAL OUTPUT」と書いてある変圧器を発見。

上のコンセントが110ボルト対応、下のコンセントが100ボルト対応の優れものです。

使うときは、下のコンセントを使いましょう!

間違わない様、上のコンセントは、ガムテープを貼るなどして対策しておくと良いです。

気になる値段ですが、ワット(W)が大きくなればなるほど、変圧器も大きくなり、値段も高くなります。
(写真の赤の変圧器は売り場にあった一番安い変圧器(50W対応)で、値段は約1,000円です。)

ワット(W)と変圧器の関係って?というのは、次の項目「失敗しない変圧器の選び方」を見てください。

3.失敗しない変圧器の選び方

変圧器が必要な機器は留学に持って行かないというのが大前提ですが、どうしても必要という方のために。

変圧器の失敗しない選び方をまとめました。

セブ在住歴4年の友人談ですが、日本から持って来たたこ焼き器で、たこ焼きパーティーをしていた時のこと。

途中から変圧器から煙が出てきて大変なことに!

たこ焼き器の消費電力700ワットに対して、使っていた変圧器の容量は300ワット。

変圧器の容量が小さ過ぎたのが原因でした。

じゃあ、700ワット対応の変圧器を使えば大丈夫かと言うと、ダメッ!!

たこ焼き器のように高熱を発する電化製品の場合、ワットの2倍の容量の変圧器が必要です。

なので、この場合だと、1400ワット対応の物であればOKという事になります。

幸い、大型の変圧器をすぐ借りれたので、無事たこ焼きパーティーを続けることができました。

変圧器は、以下を目安に選んでくださいね。

熱製品・・消費電力(W)の2倍
照明器具・・消費電力(W)の2倍。
明るさのW(ワット)ではなく、消費電力のWを参考にして下さい。
30分以上の長時間使用の電化製品・・消費電力(W)の1.25倍

注)1つ以上の機器を使うときは、ワット数を足して計算してくださいね。
例:ノートパソコン(100W)と携帯電話の充電(15W)を同時に使うときは、トータルの消費電力は、115Wです。

参考までに、セブ留学中に使うことの多い、電化製品の一般的なワット(W)数はこちら。

PC・携帯端末の消費電力

デスクトップパソコン・・150W~300W
ノートパソコン・・50W~120W
携帯電話(充電)・・15W

生活家電の消費電力
電気スタンド(LED)・・4W-10W
電気スタンド(蛍光灯)・・20W-24W
電気スタンド(白熱灯)・・60W

理美容家電の消費電力
ドライヤー・・600W~2000W
ホットカーラー ・・45W-70W
電気シェーバー ・・10W

この中で、ドライヤーの消費電力が他の電化製品に比べて飛びぬけて高いですね!

このドライヤーの場合、消費電力は、1680-2000Wと表示されています。

温風、冷風、風の強さで使う電力の幅があるということなので、数値の高い方を目安にしましょう。

変圧器自体、値段が高いので、特に性能にこだわりがない場合、ドライヤーはセブ現地で購入するか、または、簡易ドライヤーだと、弊社セブイングリッシュのレンタルサービスをご利用いただくと準備の手間いらずです。

ちなみに、、、ドライヤーのレンタルサービスある学校はこちら。

『Stargate(スターゲート)校』・・無料。部屋に備え付けのドライヤー1台あり、更に複数人部屋の方には追加で無料貸し出しサービス有り(追加分は保証金約1,000円を預かります。)
『3D校』・・無料。数に限りがある為、1部屋1台の貸し出し。
『HOWDY校』『UV ESL校』・・有料

更に、『Stargate校』の場合は、生徒一人一人にテーブルランプや小型扇風機、延長コード、ハンガーなども無料で貸し出しているので大変お得です!

マイナスイオンや、バイオプログラミング等、高機能のドライヤーを愛用している方や、長期セブ留学を検討、セブ留学後にワーホリで他国へ行く方は、日本で売られている海外対応のドライヤーを買うのもお勧めです。

日本はもちろん、海外でも使う事ができるので、1本持っていると重宝すると思いますよ。

なお、フィリピン留学中に海外旅行保険に加入していると『携行品損害補償』が付いていれば、留学中の持ち物が破損した場合は限度額内で補償されます。

セブ島留学にも影響!海外旅行保険料が6~8割値上げのケースが!!

4.コンセントの形状

寮の部屋では、日本と同じAタイプのプラグ形状に対応しています。

こちらは『Stargate校』のコンセントですが、Aタイプや、欧州で一般的なCタイプ(プラグが丸く太め)、3ッ又のプラグも、アダプターなしで差込み可です。

各校、大人数部屋でも、1人1つはコンセントの差し込み口が確保できるよう、配慮されています。

例えば、『Stargate校』の大人数部屋(最大8人でシェア)だとベッドの横のコンセント(写真の赤丸部分)と、共有部分のコンセントが使えます。

勉強集中4人部屋だと、差し込み口2つ、確保できます。

5.延長コード

コンセントの差し込み口を原則1人1つは確保できるとして、パソコン、携帯の充電、カメラの充電、ドライヤー等、2つ以上コンセントを使いたい場合は、延長コードがあると便利です。

フィリピンの電圧(220ボルト)に対応する延長コードは、セブのスーパーマーケットやホームセンター等で、200ペソ程度(約450円)で購入できます。

日本の延長コードは、電圧が異なるため、直接コンセントに差し込んで使えないので注意してください!
(ただし、コンセント→変圧器→日本の延長コード→日本の電子機器、の順でつなぐことは可能です。)

6.まとめ

セブ留学にもっていく電子機器のボルトとワットは要確認です。

100-240ボルト対応電子機器は変圧器不要です。

変圧器は重たい、危ない(使い方を間違うとショートする)ので、変圧器が必要な機器は留学には持っていかないのがベター。

また、雷が落ちる等して、電圧が不安定になることがあるので、電子機器は使用しないときには(変圧器を使っている場合でも)、念の為コンセントを抜いておきましょう。

Author: 阿部 桂子

セブイングリッシュのお客様&経理担当。2006年からフィリピン在住し、フィリピン大学セブ校マスコミ科を卒業。セブ島現地のことに精通している。