こんにちは。
フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのケイコです。
セブ島にある日系の語学学校『Stargate校』で「It’s More Fun in the Philippines‼」というフィリピンの体験型文化交流イベントが開催され参加してきました!
イベントは、「Stargate校」の先生達によるフィリピンのフォークダンスのお披露目とフィリピン式ビュッフェ「ブードルファイト」の2本仕立て。
「【前編】先生達がダンサーに!スターゲート校のカルチャーショー」に続き、後編のブードルファイトの様子をお届けします!
1.フィリピン式ブードルファイトとは?
目次
ブードルファイトはフィリピ軍隊式のサービングで、上下関係にこだわらず同じ席でバナナの葉の上に乗せられたBBQ等を手づかみで頂くというスタイルです。
数年前に一般のレストランでも提供されるようになってから現地の人にも観光客にも人気が高い料理です。
特徴は何といっても豪快さ!
大人数向けの料理なのですが、長テーブルに乗せた料理の距離を競うギネス記録に挑む猛者まで出現しています!
「ルソン地方パンガシナン州サントトマス町で2日、自治体主導でギネス記録への挑戦が行われた。野外での食事の列を競うもので、2012年にカナダのオンタリオ州キッチナーで達成された2277メートルが最大。同町は、料理やご飯を一枚のバナナの葉に載せて食べる「ブードルファイト」で挑戦、3600キロの豚肉を使ったアドボや、野菜たっぷりのスープ、パクシウを調理した。」ー日刊まにら新聞(2017年4月3日)、ブードルファイトでギネスに挑戦
写真は大会の様子です。沿道にテーブルがずら~り!
結果は、、ギネス公式サイトによれば、なんと2,470台のテーブルを使った6,000.45 m、世界最長の長テーブル料理としてギネス殿堂入りを果たしたそうです!
The longest line of tables measures 6,000.45 m (19,686 ft 6.19 in) and was achieved by Santo Tomas Municipality (Philippines), in Santo Tomas, Pangasinan, Philippines, on 2 April 2017. 2,470 individual tables were used in the making of the line.-ギネス公式サイトより
町おこしとしても、楽しいイベントですね!
この記録を破ってみたい方は、地元で!?ぜひ挑戦してみてください(笑)
2.みんなの距離がさらに近く!Stargate校のブードルファイト
フィリピン発祥のブードファイトを留学生の方にも体験してもらおうと「Stargate校」で企画されたブードルファイトイベント。
こだわりは長さよりも、質&量!!ということで、学校のキッチンスタッフさん達が腕を振るって料理を準備してくれていました。
2-1.ブードルファイトの準備の様子
「Stargate校」はマンション一体型の学校で、ブードファイトの会場はセブ市が一望できる見晴らしの良い屋上。
天気にも恵まれ、心地よい風が吹く中での設営です。
まず、テーブルの上にバナナの葉を広げて、ラップを掛けます。(こうすれば風に飛ばされず安心です。)
テーブルの準備ができたら手際よく料理を並べていきます。
色鮮やかな完熟マンゴーに、揚げ春巻き、魚のフライで枠が完了!
スイカをくり抜いて作ったフルーツポンチも中々迫力がありますね!
この調味料は???
左がココナッツベースの酢で、左はブタの血をゆるく固めたディノゴアンというソース!
ココナッツビニガーはまろやかな口当たりで揚げ物にベストマッチです。
休む暇なくドカドカ盛りますよ~!
ご飯に、チキンに、炒め野菜にパンシット(フィリピン風焼き麺)が彩りよく盛り付けされて完了です!
更にメインテーブルにはセブ島名物の豚の丸焼き、レチョンが!
レチョンはお祝い事や結婚式、フェスティバルに欠かせない料理です。
生徒さんが食べやすいようにと、イベント開始前までに肉用の出刃包丁で豪快に切り分けていきます。
フィリピンではもともとカマヤンスタイルと言って素手で食べる文化があるのですが、いきなり素手で、、というのは抵抗があるのでビニールも準備されていますよ。
準備完了!
2-2. フィリピンは大人になってもバースディケーキ
前編でご紹介したカルチャーショーを見終えて生徒さんたちが会場へ流れ込んでくるのをキッチンスタッフさん達がお出迎え!
ここでもう一つのサプライズが用意されていました。
今月の誕生日の先生や生徒さんへの特大ケーキです。
フィリピンは家族の人数が多いせいか、ピザサイズの特大サイズのケーキが普通に売ってあります。
Celebrant(祝賀者/誕生日の人)を発表してケーキカット、そしてブードルファイトのスタートです。
2-3. アタック~!!
フィリピンでは「いただきまーす」を勢いよく「食らいつけーッ!」と言うときにAttack!と表現することがあります。
野性味溢れるお食事の様子はこちら。
普段の学校生活では先生たちと一緒にテーブルについて食べることはないので、生徒さんにとって新鮮な体験になったと思います。
先生も生徒もみんなでワイワイ騒ぎながら、「同じ釜の飯を食った仲」としてグッと距離が近くなったに違いありませんね!
3. セブ島のブードルファイト店
セブ島留学中の週末など、外食の機会も多いと思います。
クラスメートとグループで食べに行くときには、ブードルファイトはいかがでしょうか??
レストランではサイズや内容によって色んな盛り付けが選べます。
予算は1人200ペソ~300ペソ(約440円~660円)とお手頃価格。
検索すると色んなレストランが出てくるのですが、セブ市中心部にあるアヤラセンター内の「Blackbeard’s Seafood Island」はセブ市の学校からのアクセスが良くお勧めです。
週末は特に込み合うので予約していくのがベターです。
【Blackbeard’s Seafood Island Ayala Cebu店】
L411 4/F The Terraces, Ayala Center Cebu, Brgy. Luz , Cebu City
電話番号:(032) 410-6399
最近ではブードルファイトの変わり種、スイーツ版も登場しました。
観光名所のトップスの側にある「Top of Cebu」ではバナナの葉をセブ島の形に切って、その上にはフィリピンの伝統菓子がずら~り。
おやつの時間帯にトップスに行くことがあれば、お茶休憩に利用するのもいいですね!
【Top of Cebu】
Busay, Cebu City
営業時間:7:00-23:00
電話番号:(032) 516 0718
まとめ
日本ではまだ馴染みのないブードルファイト。
バナナの葉の上にご飯やバーベキュー、麺などを豪快に盛り付けたフィリピン式料理です。
手を使って食べるのも、思い出に残る体験になると思います。
大人数向けの料理なので、フィリピン留学中にクラスメートを沢山誘って行ってみてくださいね!