- 学校：3D
- コース：実践英語コース
- 寮タイプ：内部寮3人部屋
- 留学時期：2014年11月から8週間
- 1.学校に対する満足度は100点満点中、何点ですか？
- 95点
満足です。大半の人は、行く前に悩んでいた自分が馬鹿馬鹿しくなると思います。 - 2.授業や先生について印象に残っていることはありますか？
- 話せるようになってからは、マンツーマンはこちらから話し出せば雑談だけの授業も多かったのですが、話すなかで若い中流フィリピーナの日常や本音が一番印象に残りました。基本は陽気なので冗談が通じますが、彼らが時々語る今の待遇、金銭感覚、家族、政治、文化、体験談、日常、悩み、将来の夢などにこちらが影響されることも少なくありませんでした。お互いさまかもしれませんが。当然私は日本が一番好きですが、日本にいて感じる窮屈さの正体はなんだろうと考えることが今でもあります。
- 3.フィリピン人講師の発音や教え方はいかがでしたか？
- フィリピン人講師は、とても良かったです。当然ながらイマイチな人もいますが、教え方のよい講師や気の合う講師は確実に存在するもので、あとからの変更が容易なのが3Dの良い点です。また他校経験者3名ほどから、講師の質は他校と比較して劣らないという話も聞きました。
■先生が欧米ネイティブではないことが問題になるか
まったく問題になりません。むしろ「北米やオーストラリアに1年以上いたが英語が身につかなかったのでフィリピンに来ました」という生徒が珍しくないです。確かに先生たちも非ネイティブで、小説や映画で見た言い回しが通じないことがあります。何人かの先生はセンテンスの後ろのほうを強調するような現地流アクセントがあり、私も伝染しました。それでもフィリピンの英語講師は皆、どの生徒よりも自然に英語を話します。したがって、大半の人はまだ先生の訛りがどうこうと気にする以前のレベルだと思います。フィリピンの英語講師はとても良いです。
■教え方について
マンツーマンは最良。やるなら、生徒側から要望を述べたり、ねえ聞いて聞いてと話を積極的にしたほうがよく、主体性が少ない人だと授業時間の9割は先生が話していることもあるようです。 - 4.他生徒（外国人生徒・日本人生徒）との共同生活はどうでしたか？
- 楽しくて快適な日々でした。3Dは門限が緩いため週3日以上は友人と飲みに出ていましたが、付き合う相手に恵まれたのか、飲みに行ったケースで全員日本人だったことは8週間の滞在中、2度しかありませんでした。逆に日本人は自分1人ということも珍しくありませんでした。人によっては日本人同士でよく出かけていますが、経歴も様々なのでそれでも楽しいと思います。国籍を問わず、あまり外に出ず部屋にこもって学習する仲間もいます。どちらがよいとも言えず、私自身も机での勉強の大切さは大いに賛同します。
結果的には帰国してからも連絡を取る友人ができましたが、それでも個人的には出会いを期待せず「あくまで目的は語学」というスタンスがよいと思います。なぜなら、出会う人は時の運や性格にもよりますし、時間がたてば次々にメンバーも変わるので、行く前から変に期待を上げすぎないほうが精神衛生上良いと思います。 - 5.寮生活(部屋設備、食事、掃除、洗濯)はどうでしたか？
- 3人部屋でも快適でした。各自ベッドと机がひとつ用意され、どの部屋にもシャワーとトイレがあります。ルームメイトがいると一人のときよりも生活習慣がだらけず、勉強したいときには食堂や図書室へ移動できます。よほど極端に迷惑な癖のあるルームメイトにあたらない限り大丈夫だと感じました。
食事は、普通です。おいしいと感じた献立もあれば、正直なところおいしくない日もありました。
洗濯は週二回でしたが、綺麗に洗って畳んでもらえるので満足でした。私はスポーツジムに頻繁に行くのでいつも数着は水道で手洗いしてハンガーで部屋干ししていました。自分の机に干したのでルームメイトに迷惑はかけていないと思います。 - 6.フィリピン・セブ島に対しての感想は？
- セブ・シティ界隈についての正直な感想は、一生住みたいとは思えませんでしたが、滞在中は本当に楽しめました。
■良いところ
・活気。排気ガスと騒音が多くて道も汚いが、活力にあふれていて楽しい。アヤラなどの大型ショッピングモールは規模も豪華さも日本以上で、それと対照的に庶民の市場や屋台も異国情緒があって良かった。良いビーチが非常に遠いのは知っていたので想定内。
・店舗。もしフィリピンの友人が日本に来たときこんな良いお店を紹介できるだろうか？と思うくらい雰囲気の良いお店がたくさんあるほか、なんでもそろう巨大モール、ナイトクラブといったスポットもある。
・物価。最近また改訂された初乗り7ペソのジプニー、1個6ペソのパン、1本8ペソの焼き鳥、30～60ペソのビールやタバコなど安い。ただし輸入食品、紙類、外資系のお店、モール内の物価など、日本と変わらないものも多く、物価への過度な期待は禁物だと感じた。むしろ現地人の収入を考えるととても高い。
■悪いところ
・怖がるほどではないが、本当に泥棒やスリが多く、一方で警察は頼りにならない。長く滞在した生徒や教師は体験者多数。
地元の飲食店の多くは会計時にチェックしないと若干の過大請求は日常（チップやサービス料でなくオーダー水増し）。ただし行きたくなくなるほど悪質なところはない。
・都市部は散歩やジョギングに向かない。路面も空気も悪く、交通量が多いので絶えず注意が必要。 - 7.フィリピン留学の費用対効果は？
- 抜群に良いです。特に日本で英語を勉強していた人にはぴったりだと思います。覚えていても使えなかった言葉が、話すことで定着します。興味がある分野については延々と語れるようになります。聞かされるほうはたぶん大変ですが。点数は求めていませんでしたが、結果的にTOEICは880まで伸びたので本当に効果があったと思います。
他方、中学英語も完全に忘れている人の場合、体系的な復習は日本でやっておいたほうが上達が早いと思います。現地では指導に使われる文法用語、たとえば前置詞、形容詞、子音や母音、といった用語までもが英語だからです。すぐに慣れるので大した問題ではありませんが。 - 8.弊社フィリピン留学エージェント CEBU Englishの仕事は、どのように感じましたか？
- 真摯かつ迅速な対応をしていただき、大変感謝しています。今回は急な延長依頼をさせていただきましたが対応が早くて驚きました。もしも今後顧客が増えて手一杯になればレスポンスは変わるのかもしれませんが、顧客側に立った姿勢はとても良かったです。学校選定の段階でも、御社が学校側や業者側に立っていると感じたことはなく、とても親身に感じました。
- 9.現在、フィリピン留学を検討している方に何かアドバイス等はありますか？
- フィリピン留学に来て後悔している人には出会いませんでした。年齢も、30-40代以上の方も少なくありませんでした。もし行くか行かないかで迷っているならば行く方を選び、A校かB校で迷っているならばエイヤで選び、休みがとれるか不安なら決断済みの口調で切り出し、今の家をどうするか迷うなら家賃は支払ったままにして、家族の了解がいるならすぐに相談して、とにかくフィリピンに来てしまえ！と背中を押します。なお、滞在した3D校について言えば下記のとおりです。
■3Dの良いところ
①日系資本だが他国の生徒割合を高める方針を続けている
②立地がよい（スーパー・薬局・飲食店・ジムなどが隣接している。ITパークまで歩けるし、タクシーやジプニーにもすぐ乗れる）
③日系のなかでは費用が安め
④スパルタ式ではないので適度にルーズ
■3Dの悪いところ
①2015年1月現在、母国語禁止エリア等は設けられていないため、生徒が多国籍なわりには母国語(特に日・台)の使用割合は高い。
フィリピン留学エージェント セブイングリッシュからTNさんへ
TN様、お疲れ様でした！大変ご丁寧にお答えくださり、感謝申し上げます。セブ島セブ市内の便利なところにあり、初心者から上級者の方まで対応する『3D』校でのご留学で、学習効果をご実感いただけて何よりでございます。セブでは、防犯対策はいつも心掛ける必要がありますが、気をつけていればトラブルに巻き込まれることはほとんどなく、街なかでは大抵のものは入手可能なため、思ったより快適だったとの声もよくお聞きします。機会がありましたら、また是非セブにお越し下さいませ。本日は、インタビューへご回答いただき、誠にありがとうございました。
