このフィリピン留学体験談集は、コロナによる休校以降にフィリピンで英語を学んだ方々の実際の経験と知見をまとめたものです。
留学期間(1ヶ月〜6ヶ月)、目的(一般英語、IELTS対策、ワーキングホリデー準備、親子留学など)、英語レベル(初心者〜中級者)など、様々な条件での体験談を網羅しています。
各体験談では、留学前後の英語力の変化、フィリピン留学の良い点・悪い点、そして成功のためのアドバイスについて詳しく紹介しています。これからフィリピン留学を検討している方が、自分の目的や状況に最も適した留学プランを立てる際の参考になることを目指しています。
特に英語初心者の方、限られた予算や期間で効果的に英語を学びたい方、子どもと一緒に留学を考えている方にとって、具体的なイメージを持つための手助けになれば幸いです。
目次
1か月のフィリピン留学体験談
EV Academyに4週間の留学(社会人・男性)
転勤で海外赴任が決まり、急遽英語力を上げる必要があったため、有給休暇を利用して1ヶ月間の短期留学を決意しました。基本的な日常会話とビジネス英語の基礎を身につけることが目標でした。

英語力の向上度
- 留学前: 日常会話に自信なし
- 留学後: TOEIC 650点、簡単な日常会話なら対応可能に
1ヶ月という短い期間でしたが、毎日6時間のマンツーマンレッスンと2時間のグループレッスンを受け、劇的な変化を実感しました。特に「話す」勇気がついたことが大きな成果です。英語を話すことへの抵抗感がなくなり、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が身につきました。
良かった点
- マンツーマンレッスンの充実度: 講師が自分のペースや弱点に合わせてカリキュラムを調整してくれました
- 費用対効果: 日本の英会話スクールと比較すると、レッスン量が圧倒的に多いのに費用は抑えられました
- 環境: 24時間英語漬けの環境で、食事の時間も英語で会話する習慣が身につきました
- フィリピン人講師の親しみやすさ: 文法のミスを恐れずに話せる雰囲気を作ってくれました
悪かった点
- 期間の短さ: 1ヶ月では基礎固めまでで、もう少し長く滞在したかったと感じました
- インターネット環境: 時々Wi-Fiが不安定で、オンラインでの連絡に支障が出ることがありました
- 観光する時間の少なさ: 復習と予習を行なうと、土日も学習時間を確保しなければならず観光する時間があまり取れませんでした
アドバイス
1ヶ月という短期間でも、目的意識を持って臨めば十分な効果が得られます。特に「聞く・話す」能力は短期間でも大きく向上します。留学前に基本的な文法や単語を復習しておくと、現地での学習効率が上がります。週末は観光も楽しむ時間もある留学生活になります。
SMEAGキャピタルに4週間の留学(社会人・女性)
留学の目的は、外資系企業への転職を視野に入れ、特にビジネス英語とプレゼンテーションスキルを1ヶ月の有給休暇を使って集中的に向上させたいことでした。日本では仕事が忙しく十分な学習時間が取れなかったため、環境を変えて集中的に学習することを決意しました。

英語力の向上度
- 留学前: TOEIC 630点、基本的な会話はできるが専門的な内容になると詰まる
- 留学後: TOEIC 780点、ビジネス会議の内容を理解し、基本的な意見を述べられるように
1ヶ月という短期間でしたが、毎日8時間の集中レッスン(マンツーマン6時間、グループ2時間)と夜間の自主学習で、スピーキング力とそれに伴うコミュニケーション能力が向上しました。プレゼンテーション演習を繰り返し行ったことで、実践的なスキルが身につきました。
良かった点
- スピーキング特化型カリキュラム: スピーキングの方法を学ぶことができ、実践的な練習が豊富でした
- 短期集中の効果: 日本では数ヶ月かかる学習内容を1ヶ月で集中的に行えました
- 同じ目的を持つ仲間との出会い: 同じく英語力向上を目指す他国からの留学生との交流が刺激になりました
悪かった点
- スケジュールの過密さ: 朝から夜遅くまで勉強漬けの日々で、明確な留学目標がなければきついと思いました。
- 短期間ゆえの定着不安: 学んだことを定着させるには時間が足りないと感じることがありました
- 年齢による学習効率の差: 年齢の若い留学生と比べて新しい情報の吸収に時間がかかると感じました
アドバイス
30代以上のビジネスパーソンが1ヶ月留学する場合、明確な目標設定と事前準備が非常に重要です。私の場合、留学前に業界特有の専門用語をリストアップし、基本的なビジネスシーンの会話パターンを学んでおいたことが、現地での学習効率を高めました。
短期間でも効果を最大化するには、自分の弱点を正確に把握し、それに焦点を当てたカリキュラムを講師と相談することをお勧めします。
2か月のフィリピン留学体験談
CELLAプレミアムに8週間の留学(大学生・女性)
大学の夏休みを利用して、就職活動前に英語力を向上させたいと思い留学を決意しました。特に外資系企業への就職を視野に入れていたため、ビジネス英語と日常会話の両方を伸ばしたいと考えていました。

英語力の向上度
- 留学前: TOEIC 680点、簡単な会話はできるがすぐに詰まる
- 留学後: TOEIC 820点、流暢とは言えないが会話を続けられるようになった
2ヶ月という期間で、特にスピーキングとリスニング能力が大きく向上しました。最初の2週間は英語漬けの環境に戸惑いましたが、3週間目くらいから徐々に耳が慣れてきて、4週間目以降は積極的に会話に参加できるようになりました。特に同じ学校に留学していた韓国人や台湾人の友人との交流が、英語力向上に大きく貢献しました。
良かった点
- 多国籍の環境: 様々な国からの留学生と交流でき、異文化理解も深まりました
- スケジュールの自由度: 1日のスケジュールの中で授業のない空きコマがあったので休んだり、自習や他の生徒との交流に充てることができました
- 講師の質: フィリピン人講師は英語を第2言語として身に着けてきた経験がるので、できなくても温かく見守ってくれて、優しく教えてくれます
- 週末の小旅行: セブの観光地に週末旅行ができ、リフレッシュになりました
悪かった点
- 都市部の治安: 部地域は夜間の一人歩きが不安で、行動範囲が制限されました
- 交通渋滞: 市内の移動は渋滞することが多く時間に余裕を持って行動することが大切です
- ホームシック: 2ヶ月目に入るとホームシックになる時期があり、モチベーション維持が難しかったです
アドバイス8
2ヶ月の留学は、英語の基礎力を大きく伸ばすのに適した期間です。最初の1ヶ月で環境に慣れ、2ヶ月目から本格的な成長を感じられました。
学校選びでは、都市部と郊外のメリット・デメリットを考慮することをお勧めします。また、週末の小旅行を事前に計画しておくと、良いリフレッシュになります。
First Englishに8週間の留学(大学生・男性)
大学の春休みを利用して、ほぼゼロからの英語学習にチャレンジしたいと考えました。高校までの英語の授業では文法や読解が中心で、ほとんど話せない状態だったため、特に「聞く・話す」能力を集中的に伸ばしたいと思いました。

英語力の向上度
- 留学前: “Hello” と “Thank you” 程度しか話せないレベル
- 留学後: TOEIC 605点、基本的な日常会話ができ、簡単な意思疎通が可能なレベルに
2ヶ月間の集中学習で、特にリスニングとスピーキング能力が大きく向上しました。最初の3週間は発音を徹底的に修正することから始まり、基本的な日常表現の練習に集中。その後、徐々に文法と語彙を増やしながら、実践的な会話練習へと進みました。1ヶ月が経過した頃から、食事の注文やタクシーでの行き先の説明など、基本的な日常会話ができるようになりました。
良かった点
- 初心者に特化したカリキュラム: 発音から丁寧に指導してくれました
- マンツーマンレッスンの多さ: 1日6時間のマンツーマンで、質問しやすい環境でした
- 少人数クラス編成: グループレッスンも最大4人で、発言の機会が多く確保されていました
- 講師の忍耐力と励まし: 全く話せない状態からでも、根気強く付き合ってくれました
悪かった点
- 最初の挫折感: 留学の1週目は周りの留学生との英語力の差に圧倒され、落ち込むことがありました
- 進度の速さ: 初心者向けとはいえ、カリキュラムの進行が速く、復習の時間が足りないと感じました
- 日本語への依存: 同じ学校に日本人が多く、ストレス解消のために日本語を使う機会が増えてしまいました
- 自信のなさ: 基本的な会話ができるようになっても、外国人と話す勇気を持つまでに時間がかかりました
アドバイス
英語初心者が留学する場合、「話せなくて当然」という心構えが大切です。私は最初の1週間、全く会話についていけず落ち込みましたが、講師に「3週間後には必ず変わる」と励まされ、諦めずに続けました。
その言葉通り、3週目から急に耳が慣れ始め、単語を拾えるようになりました。初心者には特に「小さな成功体験」が重要なので、「今日はタクシーで行き先を伝えられた」「カフェで自分だけで注文できた」といった小さな成功を日記に記録することをお勧めします。
また、留学前に簡単な挨拶と基本フレーズだけでも覚えておくと、現地での最初の壁を乗り越えやすくなります。2ヶ月という期間は、ゼロから始めても確実に「英語で意思疎通できる」レベルになれる期間だと思います。
3ヶ月のフィリピン留学体験談
PINESメインへ12週間の留学(社会人・男性)
海外企業への転職を目指し、英語を集中的に学ぶために留学を決意しました。特にプレゼンテーションスキルを向上させたいと考えていました。

英語力の向上度
- 留学前: 英語のミーティングについていけない
- 留学後: TOEIC 880点、ビジネスディスカッションに参加できるレベルに
3ヶ月間の集中学習で、ビジネス英語の基礎から応用まで幅広く学ぶことができました。特にグループ授業のディスカッションの練習が効果的でした。最初の1ヶ月は基礎固め、2ヶ月目は学んだ言い回しを使えるように練習、3ヶ月目は実践的なプレゼンテーション力の向上に力をいれました。
良かった点
- バギオの気候: 乾季だったこともあり、涼しく快適で、勉強に集中できる環境でした
- 強制的な英語環境: 学校の規則でスパルタ規則を選択したので、英語オンリーの厳格なルールでした
- 少人数クラス: グループレッスンも4-6人程度で、発言機会が多く確保されていました
悪かった点
- スケジュールはハード: 朝から夜まで勉強中心の生活で、想像以上に大変でした
- 娯楽施設の少なさ: バギオは都市部より小さく、週末の活動選択肢が限られていました
- スピーキングとライティングの不均衡: スピーキング重視のカリキュラムで、ライティングの練習が少なく感じました
- 日本人留学生の多さ: 時期によって日本人が多くなり、日本語環境への誘惑がありました
アドバイス
3ヶ月間は英語力を本格的に向上させるのに理想的な期間です。特に仕事で使えるレベルまで英語を高めたい方には、留学目的とコース選びが重要です。バギオは勉強に集中したい方に特におすすめです。また、3ヶ月という期間は精神的にも体力的にも負担になることがあるので、定期的なリフレッシュの時間を確保することが大切です。
MK Educationに12週間の留学(社会人・女性)
転職前に英語力を本格的に伸ばし、外資系企業や英語を使う部門での就職に備えることが目標でした。特に「話す・聞く」能力と共に、面接やビジネスシーンでも役立つ実践的な英語力を身につけたいと考えていました。

英語力の向上度
- 留学前: 簡単な日常会話はできるがすぐに詰まる
- 留学後: TOEIC 850点、就職面接も英語で対応できるレベルまで向上
3ヶ月間の留学で、特にスピーキングとリスニング能力が大きく向上しました。最初の1ヶ月は基礎英語、2ヶ月目は日常会話のスピーキングを重点的に行ない、3ヶ月目は模擬面接やプレゼンテーションを中心に学習しました。
良かった点
- イロイロの環境: セブよりも日本人留学生が少なく、英語を使う機会が多かった
- レベル別クラス分け: 自分の英語レベルに合わせた授業の進め方でした
- 課外活動の充実: 地元の大学生との交流機会もあり良い経験ができた
- 就職準備: 英語による履歴書作成や模擬面接の練習も対応してくれた
悪かった点
- アクセスは乗り換えが必要: 日本からはマニラで乗り換えが必要でした
- 通信環境の不安定さ: 天候によってかWi-Fi接続が不安定な時がありました
- 英語力の停滞感: 2ヶ月目まで順調に成長してきたが、3ヶ月目に成長の停滞を感じた時期があった
アドバイス
私の場合、留学前に志望業界や企業研究を行い、その業界で必要とされる英語力を具体的にイメージした上でカリキュラムを選択しました。また、大都市以外の地方都市を選択することで、同じ言語を話す留学生が少ない環境を意図的に選びました。
3ヶ月目に感じる停滞期は多くの留学生が経験するものなので、事前に目標を小分けにしておき、達成感を味わいながら進むことが重要です。イロイロのような地方都市は治安もいため、長期留学には適していると感じました。
4ヶ月以上のフィリピン留学
PINESメインに4か月の留学(社会人・女性)
英語が大の苦手で大学受験でも英語だけ点数が取れず、社会人になってからも英語を避け続けてきましたが、思い切って人生初の長期休暇を取得して留学を決意しました。ほぼゼロからのスタートで、日常会話ができるレベルになることが目標でした。

英語力の向上度
- 留学前: 中学程度の簡単な英語の読み書きはできるが、会話はできない
- 留学後: TOEIC 675点、簡単な日常会話とシンプルなビジネスメールの対応が可能に
4ヶ月間という長期の留学で、文字通りゼロから英語を学び直しました。最初の1ヶ月は発音矯正と基本フレーズの暗記、2ヶ月目から基礎文法、語彙力のアップ、日常会話の練習とリスニング強化、4ヶ月目からはシンプルなビジネス英語の基礎に入りました。特に最初の2ヶ月は辛い時期が続きましたが、3ヶ月目から急に「英語が聞こえる」ようになり、大きな自信につながりました。
良かった点
- 英語超初心者向けのカリキュラム: 授業では発音から徹底的に教えてくれました
- 講師の根気強さ: 何度同じことを質問しても嫌な顔一つせず、丁寧に教えてくれました
- 段階的なレベルアップ: 週ごとに少しずつ難易度が上がり、着実な成長を実感できました
- 同じ境遇の仲間との出会い: 「英語が苦手な大人」という同じ悩みを持つ留学生との出会いが励みになりました
悪かった点
- 最初の挫折感: 1ヶ月目は「自分は本当に英語が話せるようになるのか」という不安で何度も帰国を考えました
- 進度の個人差: 同じ初心者でも学習の進み具合に差があり、比較してしまうことがありました
- 長期間の精神的疲労: 4ヶ月という期間は、楽しく刺激的である反面、常に外国語環境にいるストレスはあります
アドバイス
英語が大の苦手な方が長期留学する場合、最初の1ヶ月は「耐える期間」と割り切ることが重要です。決して楽して英語は身につきませんので。
私の場合、最初の3週間は何も聞き取れず、ほとんど何も話せない状態でしたが、講師や学校スタッフが「これは誰もが通る道」と励ましてくれました。また、自分より英語ができない人を探すのではなく、「昨日の自分より成長した」と感じられる小さな目標を毎日設定することで、モチベーションを維持できました。
30代以上の方は特に若い世代と比較してコンプレックスを感じがちですが、その分丁寧に復習し、実践する機会を自ら作ることで確実に成長できます。私の場合、毎日3時間の自主学習と、週末に積極的に外出して外で英語を使うことで実践的な英語力が身についたと感じています。
GLCに6ヶ月の留学(大学生・女性)
就職までの半年間を利用して英語力を集中的に伸ばし、将来的に英語を使った仕事に就くための基盤を作りたいと考えていました。特に流暢なスピーキング力の獲得を目指していました。

英語力の向上度
- 留学前: 簡単な挨拶程度の会話力
- 留学後: TOEIC 910点、ネイティブとも臆せず会話できるレベルに
6ヶ月という長期間の留学で、英語力だけでなく、英語で考える習慣が身につきました。最初の2ヶ月で基礎を中心に学習していき、最後の2ヶ月は実践的な練習を行いました。特に4ヶ月目以降は、英語で考え、英語の夢を見るほど英語環境が身についてきたと実感しました。
良かった点
- 言語の定着: 短期留学では得られない「英語で考える」習慣が自然と身につきました
- 人間関係の広がり: 6ヶ月という期間で、いろんな背景を持った生徒と深い友人関係を築くことができました
- フィリピン文化への深い理解: 長期滞在により、現地の文化や社会問題への理解が深まりました
- 自己成長: 長期間の海外生活を通じて、言語力だけでなく精神的な強さも得られました
悪かった点
- 中だるみの時期: だいたい3〜4ヶ月たったころに大きな停滞期があり、モチベーション維持が難しかったです
- 経済的負担: 6ヶ月の生活費と学費は予想以上に大きな投資でした
- ホームシック: 家族や友人と長期間離れることによる寂しさを感じることはありました
アドバイス
6ヶ月の留学は、英語力を根本から変える絶好の機会です。しかし、長期間になるほど精神的な波も大きくなります。特に「中だるみ期間」を乗り越えるための対策(新しい目標設定や学習方法の変更など)は学校スタッフさんや周りの生徒に相談することをお勧めします。
また、日本との繋がりを完全に切らないように、定期的に日本の情報をチェックする習慣も大切です。長期留学では「量」だけでなく「質」も重要になるので、学習内容を定期的に見直すことも成功の鍵となります。
IELTS対策のフィリピン留学
Baguio JICに3か月のIELTS対策の留学
海外の大学院進学を目指しており、IELTS 7.0以上のスコア取得が必要だったため、集中的な対策を行うために留学を決意しました。特にライティングとスピーキングセクションの強化が課題でした。

英語力の向上度
- 留学前: IELTS 5.5(R:6.0, L:6.0, W:5.0, S:5.0)
- 留学後: IELTS 7.0(R:7.5, L:7.0, W:6.5, S:7.0)
3ヶ月IELTSに集中できたためで、特にライティングとスピーキングのスコアが大幅に向上しました。各セクションの基礎強、弱点を集中的に対策、最後の1か月は模擬試験をひたすら行いました。Baguio JICでは毎週模擬試験を受けられたことで、実際の試験形式に慣れることができます。
良かった点
- 試験に特化したカリキュラム: IELTSの採点基準や出題傾向を熟知した講師の授業があります
- 添削の質と量: 毎日ライティング課題が出され、詳細なフィードバックがもらえました
- スピーキング練習の充実: 毎日のスピーキングテスト形式の練習で、本番に慣れることができました
- モチベーションの維持: 学校内には同じ目標を持つ生徒もいるので、切磋琢磨が励みになりました
悪かった点
- 精神的プレッシャー: 定期的な模擬テストの結果が思うように出ないときの精神的負担が大きかったです
- 費用は高め: IELTSコースは一般英語コースより費用が高いです
アドバイス
IELTS対策の留学では、事前準備が非常に重要です。基本的な英語力(特に文法と語彙、リスニング)を日本で固めておくと、現地での学習効率が格段に上がります。
また、自分の弱点セクションを明確にしてから留学すると、時間を効率的に使えます。留学中は、毎日の小さな目標設定と達成感が長期的なモチベーション維持につながります。フィリピンでのIELTS対策は費用対効果が非常に高いので、真剣に海外進学を考えている方には強くお勧めします。
フィリピンへの親子留学
First Englishへ4週間の親子留学
小学生の娘に早い段階で英語への興味を持たせ、国際感覚を養わせたいと考えました。同時に、自身も英語力を向上させることで、将来的な家族での海外旅行や英語教育の基盤を作りたいと思いました。

英語力の向上度
- 留学前(親): 日常会話レベル
- 留学後(親): TOEIC 730点
- 留学前(娘): アルファベットと簡単な挨拶のみ
- 留学後(娘): 簡単な日常会話ができるレベル、英語への抵抗感がなくなった
1ヶ月という短い期間でしたが、特に子どもの吸収力は目を見張るものがありました。最初は緊張していた娘も、2週目には他の子どもたちと英語を使って遊んでいました。親である私自身も授業を受けて学習することで、予想以上の成果を得ることができました。
良かった点
- 子どもの言語吸収力: 遊びながら自然に英語を吸収していく様子が印象的でした
- 家族の絆の深まり: 新しい環境での共通体験により、親子の絆が深まりました
- 異文化体験: 親子で異文化に触れることで、子どもの視野が広がりました
- 学校の配慮: 親子留学に慣れたサポート体制が整っていて安心でした
悪かった点
- 子どもの体調管理: 気候の違いや食事の変化で、子どもが少し体調を崩すことがありました
- 学習と育児の両立: 自分の勉強時間と子どものケアのバランスを取るのが難しかったです
- 子どもの精神的ケア: 慣れない環境での子供への対応が大変でした
- 費用面: 親子2人分の費用は予想以上に安くはありません
アドバイス
親子留学では子どもが現地の環境に適応するまでに1週間ほどかかるため、最低でも3週間以上の滞在が良いと思いました。英語学習だけでなく、異文化体験も大切にすると、子どもの成長につながります。
GLCに6週間の親子留学
幼稚園と小学生の娘たちに早い段階で英語に親しんでもらいたいという思いと、自身のキャリアアップのための英語力向上を同時に達成することが目標でした。特に子どもたちには、英語だけでなく日本とは違う世界知ってほしいと考えていました。

英語力の向上度
- 留学前(親): 英作文はできるが会話に自信がない
- 留学後(親): 基本的なライティングと簡単な日常英会話に自信がついて、電話会議にも参加可能に
- 留学前(子どもたち): アルファベットと簡単な単語のみ理解
- 留学後(子どもたち): 日常の簡単な意思疎通ができるようになり、英語への抵抗感がなくなった
6週間という比較的短い期間でしたが、子どもたちは楽しみながら英語を吸収していったようでした。特に同年代の他国の子どもたちとの交流で、英語と身振り手振りを交えて積極的にコミュニケーションを取るようになりました。私自身も、マンツーマン授業で集中的に学習し、放課後や週末は子どもたちと一緒に過ごすバランスの取れたスケジュールで、効果的に学習できました。
良かった点
- 安全な学校環境: 24時間セキュリティ体制と校内の3人部屋があり安心して過ごせました
- 週末のアクティビティ: 学校が企画しているアクティビティがあり、子どもが楽しめるプログラムが充実していました
- 豊富な食事: 各国のバラエティーに富んだメニューがあり、食事も楽しめました
悪かった点
- 子どもが体調を崩した際の対応: 一人が体調不良になると、勉強とケアが大変でした
- 子どもの学習進度の差: 子どもでも言語習得のスピードに差があり、他の生徒との比較してしまうとモチベーション管理が難しいです
- 長期休暇期間中の混雑: 春休み期間と重なり、生徒がすごく多い時期がありました
アドバイス
複数の子どもを連れての親子留学では、子どもたち同士の関係性も含めた準備が重要です。また、比較されることによるプレッシャーも生じることがあります。私たちの場合は、学習の進み具合に関わらず、その日の成長を個別に褒めることを心がけました。
また、6週間という期間は子どもにとっては長く感じることもあるので、毎週末におでかけイベントを計画しておくとモチベーション維持になります。学校選びでは、病院へのアクセスや日本食の提供状況も重要なチェックポイントです。
ワーキングホリデー前のフィリピン留学
CIAに8週間のフィリピン留学(20代・女性)
オーストラリアでのワーキングホリデーを控え、現地での生活と仕事に必要な英語力を短期間で身につけることが留学の目標でした。特に仕事探しに役立つ履歴書作成や面接対策、日常会話の流暢さを向上させたいと考えていました。

英語力の向上度
- 留学前: 基本的な会話はできるが詰まることが多い
- 留学後: TOEIC 780点/日常会話が流暢になり、就職面接にも対応できる程度に
2ヶ月間で、特にオーストラリア英語の発音やスラング、現地の文化やビジネスマナーについての理解が深まりました。1ヶ月目は一般英語力の向上のためESLコースで学習し、2か月目からワーキングホリデーコースで履歴書作成や模擬面接、電話対応などの実践的なスキルを習得しました。
学校内にはオーストラリアへワーキングホリデーに行く人も多くいましたし、グループ授業の1コマがネイティブ講師だったこともあって、ネイティブの英語に触れられたことも非常に役立ちました。
良かった点
- ワーホリに特化したコース: 現地での生活に直結する実践的な英語を学べました
- 同じ目的の生徒との交流: フィリピンの後にワーホリに行く人も多くいて、同じ目的の生徒がいることで安心感とモチベーション維持ができました
- 多国籍環境: 他国からの留学生との交流で異文化への対応力が身につきました
悪かった点
- ネイティブ英語との差異: フィリピン英語とネイティブのアクセントの違いに戸惑うことがあります
- 時間の制約: 2ヶ月という期間は基礎固めには十分だが、高度な会話力習得には短いです
- 費用の二重負担: フィリピン留学費用とワーホリ準備資金の両方が必要で経済的負担はどうしても大きくなります
アドバイス
ワーキングホリデー前の準備留学として2ヶ月は理想的な期間ですが、無駄にしない効果を出すためには明確な目標があると良いです。私の場合、「オーストラリアで希望する仕事に就けるレベルの英語力を身につける」という具体的な目標を立て、毎週の小目標に分解して取り組みました。
また、現地で実際に使う場面を想定したロールプレイ(カフェでの注文、賃貸物件の問い合わせ、面接など)を徹底的に練習することで、自信をつけることができました。フィリピン留学とワーホリは費用面で二重負担になりますが、フィリピンでの英語力強化が現地での仕事の幅を広げ、結果的に稼げる金額も増えるので、自己投資として十分な価値があると感じています。
A&Jに12週間の留学(20代・男性)
カナダでのワーキングホリデーでホテルやレストランなどでの就労を目指していたため、その分野で使える実践的な英語力と海外生活に必要な英語力も身につけることが目標でした。

英語力の向上度
- 留学前: 簡単な英会話は可能だが流暢さに欠ける
- 留学後: ホスピタリティ業界の専門用語を理解し、英語による接客対応が可能なレベルに
私の場合は12週間のワーキングホリデーコースを受講していました。このコースには後半から実践経験も積めるプログラムだったのでとても効果が感じられました。
一般英語と発音矯正から始まり、ホスピタリティ英語の基礎、そして学校が提携している街の中心部のレストラン・バーでの実地研修といった、実践的なトレーニングを行いました。これが非常に貴重な経験でした。
良かった点
- バギオの学習環境: 涼しくすごしやすい気候と、英語に集中したい生徒が多かったです。
- 実務経験: 実際のレストランでの接客が経験ができるインターンシップが良かったです。
- 普段の英語環境: 日本人留学生の人数も少なかったため、普段から英語で話す空気感がありました。
悪かった点
- 費用対効果への不安: 3ヶ月のフィリピン留学費用がワーホリ初期費用を圧迫するのではないかという不安はありました。
- 人による英語の差: 講師陣は聞き取りやすい綺麗な英語だが、一歩外に出ると人によって聞き取るのが難しい英語を話す人もいました。
アドバイス
みなさんも同じ意見を言っていますが、フィリピン留学では具体的な就職目標を持つことが重要です。私の場合、「カナダのホテルのフロントで働く」という明確な目標があったため、それに必要な英語スキル習得に向けてやり遂げることができました。
また、3ヶ月という期間は、1ヶ月目で環境に慣れ、2-3ヶ月目で本格的なスキルアップができる理想的な期間だと感じました。バギオは他の都市より日本人留学生が少ない傾向があるので、英語環境に身を置きたい方には特におすすめです。
ワーホリ資金との兼ね合いで留学費用を心配する方もいますが、フィリピン留学で英語力を高めておくことで、現地での就職活動がスムーズになり、より条件の良い仕事に就ける可能性が高まります。結果的に、留学費用は「投資」として回収できると考えています。
総合的なフィリピン留学へのアドバイス
留学期間別のポイント
期間 | 概要 |
---|---|
1ヶ月 | 英語への精神的なハードルを取り除き、基本的な英語力を身につける期間。 特に重要なのは「事前学習」「目標設定」「ブレない気持ち」の3点です。 |
2ヶ月 | 基礎固めから応用練習を行うのに適した期間。 留学後の継続学習をすることでより英語力が向上しますが、 しなければあっという間に減退します。 |
3ヶ月 | バランスの取れた英語力構築に理想的な期間。 ワーキングホリデーや次のステップを控えている人の準備期間としておすすめです。 |
4〜6ヶ月 | 「英語で考える」習慣が身につき、高度な英語力の獲得が期待できる期間。 IELTSのスコアを習得したい初級者の方や、留学後に英語で仕事をしたい方の期間に向いています。 |
6ヶ月以上 | 長期滞在の中でネイティブ感覚を身につけやすく、 現地の文化・習慣をより深く理解するチャンスが増えます。 ビジネス英語や英語でのコミュニケーションに一層の自信が持てるようになります。 |
目的別の留学期間
対象 | おすすめ留学期間 | 概要・ポイント |
---|---|---|
英語初心者 | 最低3ヶ月、理想4〜6ヶ月 | 短期間で語学力が伸びにくいことを理解し、 最初の2ヶ月は基礎英語に集中するのが重要。 |
ワーキングホリデー前 | 2〜3ヶ月 | 現地就労に役立つ実践的な英語力と異文化慣れを重視。 短期集中でリスニング・スピーキングを強化。 |
IELTS/TOEFL対策 | 初心者5〜6ヶ月、中級者2〜4ヶ月 | 特にバギオはIELTS試験対策に強い学校が多い。 長めの集中対策で得点アップを狙う。 |
親子留学 | 最低2週間〜2ヶ月 | 子どもの年齢・性格に合わせて検討。 セブ島エリアは家族向け施設が充実。 |
ビジネス英語 | 1〜2ヶ月 | 最低でもプレゼンできるレベルを目指す。 座学だけでなく実践的プログラムも増加中。 |
留学エリア選択のポイント
留学エリア | 特徴・ポイント |
---|---|
セブ島エリア | マクタンエリアはリゾート環境が充実。 セブシティは利便性が高く、 郊外なら静かな環境の学校も。 週末のアクティビティが豊富で、 親子留学にも最適。 |
バギオ | 乾季は涼しく、勉強に集中しやすい気候。 IELTS対策に強い学校も多く、 一般英語の向上にも適した環境。 |
クラーク | ネイティブ講師が多く、 マンツーマン授業を提供している学校も充実。 ゴルフ留学も人気。 |
イロイロ | 日本人が少なく、地方都市ならではの穏やかさが魅力。 落ち着いて英語学習に集中したい人におすすめ。 |
学校選びのポイント
チェックポイント | 内容 |
---|---|
カリキュラムの専門性 | 目的に合ったプログラムがあるかどうか。 例: IELTS対策、ビジネス英語など |
講師の質 | フィリピン人講師の勤続年数や、 講師数の増減が激しくないかどうかを確認。 |
施設・環境 | 宿泊施設の快適さ、インターネット環境、 食事の評判などをチェック。 |
日本人スタッフの有無 | 初めての留学なら特に重要。 トラブル対応や生活サポートの有無を確認。 |
他の留学生の国籍バランス | 学校定員と日本人比率のバランスを調査。 多国籍環境だと英語を使う機会が増える。 |
特別プログラムの有無 | インターンシップ、ボランティア、 アクティビティなどがあるか要確認。 |
フィリピン留学全般の良い点
- コストパフォーマンスの高さ: 欧米留学と比較して1/2〜1/3程度の費用
- マンツーマンレッスンの多さ: 1日4〜7時間のマンツーマンレッスン+少人数グループ授業が標準
- アジア人にとって親しみやすい環境: 文化的な近さ、親日的な国民性
- 英語漬け環境の作りやすさ: 学校によるルールや任意参加プログラムで、ほぼ24時間英語環境が作れることも
- 週末の観光やアクティビティの充実: ビーチや観光地が多くアクセスもしやすい
- 専門コースの多様性: IELTS、ビジネス英語、ワーホリ対策などに特化したコースが豊富
- 成長の実感: 集中的な学習環境により、短期間でも成長を実感できる
フィリピン留学全般の悪い点
- インフラが脆弱: 停電や水不足、インターネット環境の不安定さ
- 食事の違いによるストレス: 長期になるほど食事に飽きを感じる
- 治安面の不安: 地域によっては夜間の外出に注意が必要
- モチベーション維持の難しさ: 特に3ヶ月以上の長期留学では「中だるみ」を感じる人もいる
- 気候への適応: 高温多湿の気候のため室内が冷房で寒く体調管理に影響する
留学生活を成功させるコツ
- 明確な目標設定: 全体目標と留学中の小さな目標を設定しましょう
- 留学前の事前学習: 中学レベルの文法知識と運用力、単語力を増やすことは必須です。
- 積極的な交流: 授業外でも英語を使う機会を自ら作り出す能動的な姿勢が重要です。
- 定期的なリフレッシュ: 週末の旅行や異文化体験でメリハリのある生活は大切です。
- 帰国後の学習計画: フィリピン留学で得た英語力を維持・向上させるための継続学習をすることでさらに向上します。
まとめ
フィリピン留学は、目的と期間を明確にすることで大きな効果を得られます。事前準備と現地での積極的な姿勢が成功の鍵です。
特に「英語を話す勇気」を身につけるには最適な環境なので、恥ずかしがらずに積極的にコミュニケーションを取ることをお勧めします。
また、帰国後の英語学習を継続することで、留学で得た英語力を無駄にせず、さらに伸ばしていくことができます。
フィリピン留学についてさらに詳しく知りたい方、個別の留学プランについて相談したい方は、お気軽にご連絡ください。
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