こんにちは。
フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのケイコです。
「魅力的な学校がたくさんあって選びきれない!」、「途中で環境を変えてみたい!」などの理由で、セブ滞在期間中に2つ以上の学校に留学してみたいのですが・・・
というご相談をいただくことがあります。
いきなりですが、結論から言ってしまうと、転校はオススメしていません。
なんで??? という疑問にお答えするべく、転校についての見落としがちな留意点をまとめてみました。
デメリット1 金銭的な負担
目次
SSP(就学許可書)再取得の必要あり
SSP(Special Study Permit)は、フィリピンの学校で勉強する為の許可で、留学の際に取得が義務付けられています。
SSP(就学許可書)は、一度取得すると同一校で6ヶ月は有効ですが、各学校ごとに取得義務があるので、転校先でもSSP費用が新たに発生することになります。
取得費用は6,500ペソ(約15,000円)と結構なお値段です。
入退寮日が合わない場合は延泊料金が発生
例えば、1校目の退寮期限が土曜日の午後12時までで、2校目(転校先)の入寮受付が日曜日(土曜不可)の場合、1校目で延泊する必要があって延泊料金が数千円以上、余計にかかります。
教材の買いなおし
使用する教材は学校によって変わることが多いです。
無理を言って、1校目に使っていた教材で、2校目でも教えて欲しいと言っても先生たちだって、教え慣れていない教材だとパフォーマンスを最大限に発揮できません。
この教材買いなおしの費用も馬鹿になりません。
デメリット2 時間的なロス
授業日数が減ってしまう
転校先の学校でも、初日月曜日のオリエンテーションとレベル分けテストに参加することになり、1校だけに留学する場合と比べて、丸1日、授業日が少なくなります。
転校前のビザ延長は各自で手続きが必要な場合あり
ビザ延長が必要になるかどうかは、転校のタイミングと留学期間によりますが、他校への転校や、観光のために滞在を伸ばすという目的では、ビザ延長代行を受け付けていない学校が大半なので、平日のオフィスアワーにご自身で移民局(イミグレーション)まで行き、延長手続きをしないといけません。
セブ島内の移民局は「Jセンター(J-Center)」というショッピングモール内にあります。
つまり、その手続きのために、半日は授業が受けられなくなるということになります。
デメリット3 精神的な負担
生活環境に慣れるまでが大変
勉強に集中するためにも、生活面でのストレスは極力減らしたいですね。
キャンパス生活にもようやく順応してきたころの転校が、思わぬストレスの原因になることも。
学校ごとに門限等の校則、雰囲気、先生たちの教育方法や教科書も違います。
前の学校の方が良かった・・・という事になった場合は特に、気持ちの切り替えに一苦労です。
デメリット4 留学中に気持ちが変わる
日本にいるうちに、1校目と次の2校目も留学に申し込んでおいた場合、1校目の留学中に気持ちが変わって、1校目を延長して2校目をキャンセルしたくなることが考えられます。
そうなった場合、2校目のキャンセル費用が発生します。
また、そうなることを避ける為、1校目の留学中に2校目を申し込めばいいやと考えていると2校目の予約が一杯になっていたり、更に1校目も予約が一杯になってしまい、1校目での留学延長もできなくなってしまうことがあります。
番外編 留学中に転校先を決めるのはもっとダメ
ここまで書いたのは、留学前に、あらかじめ2校以上、留学することを決めておくケースのお話。
セブ島留学中に、やっぱり別の学校のほうがいいという気持ちが芽生えて、別の学校を探し出すのはもっとダメです。
こうなってしまうと最悪です。
返金額が少ない
まず、大きな損失として、留学中にキャンセルすると返金額が少ないです。
学校や残り期間にもよりますが、留学費用の半分以下になるケースも多いです。
貴重な留学中の時間を無駄にする
ここが一番、大事なポイントですが、ほとんどの留学生は、セブにいられる時間が限られています。
その間は勉強に集中するのが得策です。
セブ留学中に学校探しを再度、始めた場合、勉強に集中できなくなったり、仮に次に転校する学校が決まっても、「今いる学校は自分に合わないから・・・」という気持ちを言い訳に1校目での勉強が集中できなくなるかもしれません。
そんなことにならないように、日本にいるうちに、ちゃんと自分の学習目的や、ここだけは譲れないという設備面や生活環境を考慮して、自分にあった学校を選びましょう。
私たちセブイングリッシュは、そのお手伝いができたら幸いです。
わからない点はお気軽にご相談ください。
まとめ
セブ留学中の転校はデメリットの方が多いので、1校に絞られることを基本的にオススメします。
単に同じところで生活し続けるのが嫌という理由などで転校にお金を使うくらいなら、留学中の週末に気分転換でリゾートホテルなどに泊まりに行ったほうがいい気がします。
もしも、マンネリ化が心配な場合は、同一校内で、別コースを受講することで解消しましょう。
たとえば、最初は一般英語のコースで申し込んでおいて、途中からビジネス英語のコースに変更する等の方法です。
コースの組みあわせは、申込み時点はもちろんのこと、留学中でも可能な学校が多いですが、コースによっては組みあわせが不可な場合や、変更の条件が学校により異なりますので、事前にご相談ください。
それと、SSPが切れる6カ月を超える長期留学での転校や、同一経営の学校のキャンパス内での転校をご希望の場合は、条件が異なってきますのでご相談ください。
同一経営の学校のキャンパス内での転校の一例ですが、SMEAGスパルタ校に留学して平日は外出禁止の厳しい環境下で英語の基礎を学んでから、TOEICやTOEFL試験対策に強いSMEAGキャピタル校、
IELTS試験対策に強いSMEAGクラシック校に試験対策目的での転校といったケースがあります。