英語力向上にはルームメイトは日本人と外国人のどちらが良いのか?

英語を使う環境にするなら、ルームメイトは日本人じゃないほうが良いのでは?

留学中は「ルームメイトが外国人だと、お互いに英語を使うから英語が上達しやすい。」

これは自然な意見に思えますね。

ところがこれ、留学をしてみないと体験できないことですが、現実はちょっと違います。

「相手との共通言語は英語しかない」という状況で双方が選択する行動は

①「英語を使って話す」

「何も話さない」

この2択になります。

ルームメイトと英語で話すことは英語力向上にはとても良いことです。

英語のスピーキングの機会も増え、相手の話す英語を聞き取るリスニングの訓練にもなります。

さらに、お互いのことやバックグラウンドなど、いろんなことを情報交換でき親密になるきっかけにもなります。

しかしこれは、双方が「ある程度英語を話せる力があること」かつ、「相手の話す英語(母国語が影響した英語[なまり])の特徴も聞き取れる」場合です。

「訛り」についてはコチラの記事も参考になります。

英語を上手く聞き取れないのは相手の英語が「訛っている」から?

もしそうでなければ、どちらか、もしくは両者とも拙い英語で話さなければならなくなります。

そうすると、大した内容を英語で話すことは難しく、単語がわからず伝えたいことが伝えられないという状況になります。

ただ、理解力と想像力が高い人や、、、そういう状況でも挫けずに頑張って交流を続けようと思える人同士であれば簡単な英単語でもある程度の情報交換ができると思います。

仮に単語を調べて話せたとしても、その単語を相手が知らない相手が聞き取れないことで伝わらない。ということも起こり得ます。

とあるテレビ番組の出川さんのように、ネイティブ相手に知っている単語で何としてでも「伝えたい」というような情熱を持っていれば伝わるのかもしれませんが。

最初のうちは英語を頑張って話そうとしますが、思うように意思疎通ができないとわかると、やがて必要最低限の会話(Good morning! やHave you finished dinner?など)以外のことをお互いに話さなくなる、という状況が生まれることもあります。

一緒の部屋で過ごすため、「お互いに余計なストレスをかけないほうが過ごしやすい」という考えからこうした選択を取るのが自然です。

一方、日本人がルームメイトだった場合はどうでしょう。

当然日本語で会話をする機会が多くなります。英語の環境にするため、ルームメイトと相談して「英語で会話をする」というルールで過ごしている人もいらっしゃいます。

フィリピン留学期間中は授業中は英語漬けになるため、「日本語を使える空間がある」ことでリラックスができる効果もあります。

異なる生活習慣がリスクになり得る

日本人同士なら、同じ部屋であってもお互いにそれほどストレスになることは少ないかもしれません。

一方、他国の生徒は習慣や文化の違いがあるため、少なからず気になってしまうことが出てくるかもしれません。

たとえば、暑がりの人は部屋のエアコンは一日中つけっぱなしで寒いと感じるぐらい室温を下げる、という生徒もいます。

その他、「香水を多めにつける」「お菓子を部屋で食べる(虫が寄ってくる原因になる)」「夜遅くまで電気を消さない」…など、これらは個人的な習慣もあり、日本人でもいるかもしれません。

いずれにしても、こういったことに対して日本人ならすぐに話し合いで解決できそうなことであっても、それが普通と感じる文化の違いを理解しなければならず、お互いが拙い英語であったとすれば、なかなか話をするのも難しい、という状況になるでしょう。

同じ留学目的の相手なら日本人でも外国人でも大丈夫

「フィリピンに来る人の留学目的はみんな同じじゃないの???」

と思う人がいるかもしれません。

これははっきりと言いいますが、残念ながら留学している人の全員が「英語力向上」を目的としてるわけではありません。

これには少し補足説明が必要です。

留学前の段階、もしくは留学しようと思うきっかけは、ほぼ全員が「英語力向上のために」留学を選択肢に入れています。

しかしいざ留学が始まれば、個々人の「英語力向上の意識」の度合いが変化していきます。

そしていつしか「英語力向上」という目的が薄れていく人も少なからずいらっしゃいます。

フィリピンには実に多くの語学学校があります。

学校が掲げるコンセプトも一様ではありません。

勉強漬けの環境、自由な環境、価格帯が安い学校、施設が綺麗で整っている学校など。

そうした中で、自分の性格に合いそうかどうか、予算や期間の兼ね合いなどを考慮して学校を選びます。

「絶対に留学で英語力を向上させたい!」という人は、そういった気持ちの強い人が多い学校に集まりやすいです。

また、そこまで厳しくないほうが良いという人は自由な校風の学校に集まりやすいです。

ただ、短期の留学期間で英語を飛躍的にアップさせるためには、その期間は本気で英語を勉強しなければなりません。

そこに「楽しい留学」といった1ページは刻まれないかもしれません。

一方「勉強も遊びも充実」という、放課後に飲み歩いた思い出が残るような「楽しい留学」、という考えでは初級者の段階だと中途半端な英語力しか身に付かず、留学後も勉強をしなければすぐに失われていくでしょう。

こうして、当初の「英語力向上」という目的を維持できる人と、目的意識が薄らいでいく人に分かれます。

それは本人の意識が根底にありますが、どんな生徒が集まるのかという環境によっても影響を受けるでしょう。

話を戻すと、英語を勉強したい!という人が多い学校においてはルームメイトが日本人であれ外国人であれ、英語力アップの足かせにはならないでしょう。

反対に、遊びも充実できる校風の学校では、ルームメイトに遊びに誘われて出かける機会も多いでしょう。

そこで外出せずに勉強することを選んだとしても、ルームメイトが部屋に戻ってくる時間が夜遅いなど、自分の生活リズムに影響を及ぼす可能性が出てきます。

このように考えると、ルームメイトが外国人であろうとなかろうと、英語力アップに相関関係はなさそうです。

「自分がどう過ごしたいのか」が大事

結論は「自分がどうなりたいか」をブレずに持っていることが、英語力アップにつながります。

もちろん環境は重要な要素ですが、たとえば自分が望む環境とかけ離れた学校に行くと、環境と意志が相反しすぎてストレスになってしまいます。

本当に英語力をアップさせたいのであれば、ルームメイトの国籍以前に、「自分がどうなりたいのか」という心の準備さえしておけば、どんな国籍の人であれその環境はプラスに働きます。

自ら英語環境にいられる時間を増やすように行動するでしょうし、それに理解を示してくれる生徒も多いので相乗効果が期待できるでしょう。

そういった部分までカウンセリングし、留学中もサポートをするのが、我々留学カウンセラーです。

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畠尾 正行

投稿者: 畠尾 正行

留学カウンセラー兼、新聞やパンフレットの記事も書くライター。旅、カメラ、読書というありきたりな趣味。