1.フィリピン留学はいつ再開する?最新情報
目次
海外へ気軽に旅行ができなくなってしまってから1年以上が経過しました。
留学やワーキングホリデーを計画されていた方々は、計画を大きく変更せざるを得なくなったと思います。
「数か月なら…」と様子を見ていた人もいたかもしれませんが、1年以上経った現在もいつ渡航ができるか正確な再開時期が見えない状況が続いています。
そんな中でもフィリピンでワクチン接種開始や一定条件を満たす人の入国が認められてきているなど、少しづつですが変化が現れてきています。
フィリピン留学・セブ島留学ができるようになるには、「観光」目的で渡航ができるようになることが大前提となります。
それが一体いつになるのか現段階で正確にはわかりませんが、これから紹介する情報をもとに、今からでも進められる留学の準備にお役立ていただければと思います。
1-1.ロックダウンから現在に至る経緯
2020年3月中旬、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりフィリピンはロックダウン(都市封鎖)を行なうことで外国人の入国を一定期間ストップしました。
感染拡大防止のため、学校での授業も停止という政府の要請によりすべての語学学校が休校に。
それに伴い、日本や台湾、韓国など各国からのフィリピン留学のための渡航もできなくなりました。
その後、国内の各地域間(市やバランガイという日本でいう市・区のような地域)の行き来を制限し、現在に至るまで外出規制など4段階に分けられた感染拡大防止策を行なっています。
2021年11月現在、セブエリアでは一番日常に近い緩和された規制の「MGCQ」が半年以上続きその後は一段階厳しい「GCQ」になっています。
つまり、感染拡大がこのまま徐々に収まっていけば日常まであと一歩、という段階まで来ています。
1-2.留学再開の必須条件
・フィリピン政府による、観光目的の外国人の入国許可
・学校の再開(政府の感染症対策ガイドラインに沿った設備の整備)
・本国(日本)に帰国した際のあらゆる隔離の解除
観光目的の外国人の入国許可
これが再開されなければ留学が実現できません。
フィリピンへの留学は観光ビザ(日本人が入国の際は特に申請不要)で入国ができます。
その後、学校で滞在期間に応じたビザの手続きを行なうのです。
入国が再開されたとしても、一定期間の隔離の可能性もあるので、これが今のところの問題点です。
2021年5月には、海外フィリピン人労働者(OFW)の帰国に際しては14日間の隔離を実施されました。※変異種の感染拡大前は5日間に短縮されていました。
このように現在では、フィリピン人であっても海外からの入国には慎重な姿勢です。
一方、セブ島エリア・空港のあるマクタン島の市長は、大打撃を受けた観光業を危惧し、政府に対しワクチン接種を完了した外国人の早期受け入れの要請を行なっているなどの動きもあります。
学校の授業再開
ロックダウン以降、各語学学校ではコロナ対策に対応した学校運営を行なうべく準備を進めています。
現状ではフィリピン教育庁(TESDA)*から、学校運営の再開にかかわる「感染防止の設備の有無」などのガイドラインが示されています。
このガイドラインに則り、各語学学校ではソーシャルディスタンスを保てる仕組み、アルコール消毒、検温の設置などの準備を行なっています。
学校側は、いつ入国再開がされてもすぐに留学生を受け入れられるよう、準備を整えているところが多いです。
ただし、フィリピン入国後に一定期間の隔離があるかどうか、という懸念点はあります。入国については今後も情報収集し発信していきます。
*ここから認定されていることが学校運営として必須。セブイングリッシュもTESDA認定校のみの紹介を行なっています。
日本帰国後の制限
2021年11月現在、フィリピン渡航後日本に帰国した場合、指定宿泊施設での6日間の隔離が必要です。また、原則、帰国者は公共交通機関を使えないため誰かに車で迎えに来てもらうか、乗り捨てレンタカーやタクシー等を利用します。
※フィリピンの感染状況によって隔離期間等は流動的になるかもしれません。
そういった日本側の制限がある程度緩和されなければフィリピン側の学校も開校を見合わせる可能性が高いです。
(留学生は韓国や台湾などからも多いので、それらの国々の再入国規制も考慮して学校は再開される見込みです。)
1-3.ワクチン接種の状況
フィリピンでは2021年3月からワクチン接種が開始されています。
報道によると、フィリピン政府は年内に7000万人(人口は約1億人超)へのワクチン接種を行なうことを目標にしており、これまで、アメリカのファイザー社、イギリスのアストラゼネカ社、中国のシノバック・バイオテック社、ロシア製といった各種ワクチンを購入しています。
2021年12月までに1億4050万回分のワクチンを国民に配布する見込みという報道もあります。
フィリピン、ロシア製コロナワクチンの緊急使用を許可(2021/03/19)
中国製ワクチン、追加で50万回分到着(2021/04/12)
実際にセブイングリッシュ職員の知り合いのフィリピン人の高齢者は既に中国製のワクチンを接種したという話が複数あります。(2021年4月時点)
1-4.フィリピン・日本各国政府の動き
フィリピン政府
フィリピンへの入国を、国ごとに3段階(グリーン、イエロー、レッド)に分け、それぞれに入国許可や禁止、隔離規制を定めています。※2021年10月時点で日本はイエロー国
- 「グリーン」・・・「低リスク」の国/地域
- ワクチン接種と72時間以内のPCR検査陰性であれば到着後、隔離なしに入国許可。※到着日を初日として14日目まで症状がないか自己観察
- 「イエロー」・・・「中リスク」の国/地域
- ワクチン接種をしていても、到着日から5日目に行われるPCR検査の陰性結果を受けるまで検疫指定施設における検疫・隔離。その後、到着日を初日として、10日目まで自宅隔離。なお、外国人は事前に宿泊施設を少なくとも6日間予約する必要あり。
- 「レッド」・・・「高リスク」の国/地域
- 入国不可。
「レッド」国/地域からの入国者、またはフィリピン到着前の14日間以内に「レッド」国/地域への渡航歴のある者は、ワクチン接種状況に関係なく、すべて渡航者の入国は許可されない。
日本政府
外務省は現在においてフィリピンへの渡航レベルを
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)
に定めています。同レベルの国には、アメリカやカナダ、イギリスなど多くの国が指定されており特段フィリピンが危険ということではないように思います。
1-5.現地の状況
語学学校の状況
ロックダウン以降、いつでも留学生を受け入れられるよう感染拡大防止対策を行ないながら準備を行なっています。
一部の学校ではオンラインレッスンの提供を開始し、学校としての機能を維持させながら留学生受け入れ体制を整えています。
先生たちは、通勤または学校内に住み込みをしながらオンラインレッスンの授業を行なっています。
こちらも参考
街中の状況
一番厳しくない規制下(MGCQ)でも、マスクとフェイスシールドの着用が義務付けられています。
生活必需品の買い物、病院受診、一部の屋外運動、許可された業種での業務・通勤などそれら以外の外出は制限されています(22時から翌5時までは外出禁止。)。
また、子供は原則外出禁止で限られたリゾート施設などの観光地以外で遊ぶことはできません。
ショッピングモール、病院、薬局、銀行は営業しており、一般店舗は一部営業しています。
ショッピングモール等もマスクとフェイスシールドの着用が義務付けられています。
レストランは定員の50%で店内での飲食ができ、デリバリー、テイクアウトも対応しています。
感染者の増減に応じて、飲食店での飲酒禁止規則ができたり解除されたりもしています。
フライトの状況
フィリピン人や、その親族、一部ビジネス関係者の入出国は開始されているため、日本―フィリピン間のフライトは便数は減りましたが運行されています。
1-6.フィリピン留学はいつごろできる?
学校の再開日が未定の場合でもお申込みは可能です。
仮予約として承りますので、留学ができるかどうかが明確になるまでお支払いはお控えください。
・希望日に学校が再開しなかった場合
お申込みの日程で学校が再開していなかった場合、無料でキャンセル/日程変更ができます。
・返金について
学校が再開していない場合は基本的に全額返金/キャンセル料無料でご対応いたします。
※学校再開が確定するまではお支払いはお控えいただきます。
・再開後のキャンセルについては
学校の規約に従ったキャンセル費用をお支払いいただきます。
こちらも参考
フィリピン語学学校の休講情報はこちら
2.フィリピン留学をご検討のみなさまへ
セブイングリッシュでは、留学再開していない状況下でもLINEやメールの相談窓口は営業しています。
渡航再開後に留学をお考えの方からのお問い合わせもいただいており、現状では残念ながら語学学校の手配はできかねますが、現地の最新情報をお伝えし、できる限り留学の実現に向けたアドバイスを行なっております。
弊社ウェブサイトや、公式ツイッター(@cebuenglish1)の情報もご覧いただき、お気軽にメールやLINEにてご相談ください。