新型コロナ対策で休校中 バコロド『E-room』の職員にインタビュー

フィリピン・バコロド留学E-roomイールームの学校職員にインタビュー

こんにちは

セブ島に現地オフィスがあるフィリピン留学エージェント・セブイングリッシュです。

フィリピンでは3月中旬から新型コロナ拡散防止の為、都市封鎖(ロックダウン)になり、渡航が厳しく制限されていますが、その後6月に入ってからは少しずつ規制が緩和されてきています。

今回はフィリピン中部のネグロス島の地方都市バコロドの英語学校『E-room』日本事務局・濱田さんに学校内や街の様子をSkypeでインタビューいたしました。

『バコロド』はセブ島の隣の島にある都市です。
日本から行くには、マニラやセブ島の空港で乗り継ぎが必要ですが、とてものどかな景色もある落ち着いた街で、まだまだ日本人留学生が少ない穴場です。

1.現在もE-roomに残っている生徒さんや日本人スタッフの数

<6月18日現在>

現在は約15名の生徒さんがE-roomに残っています。(うち日本人4名)
日本人の学生マネージャーも1名残り生徒さんのサポートを続けています。

ロックダウン後は飛行機が完全にストップしてしまい、バコロドから出られなくなってしまった生徒さんもいました。

しかしバコロドでは感染者数が少なく、これまでに出た感染者は出稼ぎなどから帰国してきた方が多いという状況です。

7月上旬現在、フィリピン留学が一番盛んなセブ島は未だにロックダウンの一番厳しい規制下(ECQ)のようですが、バコロドの場合はセブ島よりも3段階、緩和された規制下(MGCQ)になっている為、在校生に対してのサービスも徐々に通常に近い形に移行しつつあります。

コロナ禍のバコロド留学E-roomイールームの学生食堂

2.在校生にはどのような対応をしていますか?

最近になり、在校生には通常の授業提供を行なっています。

ロックダウン以降はECQという規制がなされ、通勤ができなくなり運営に必要になる職員は全て住み込みで外出禁止でした。

5/16にそれまでの規制(ECQ)が緩和され、GCQという2段階緩和された段階になり、通勤が許可されました。
6/1にはさらに緩和された段階(MGCQ)になり、授業も徐々に行なえるようになってきました。
人の移動は若年層とシニア層を除いて22時まで外出ができるようになっています。

しかし、まだ外国人の入国規制があるので新入生の受入はできていない状況です。

3.学校内の様子

継続して食事、洗濯、掃除も通常通り提供しています。
生徒さんは校内でもマスクの着用が義務です。

4.学校の外の様子

タクシーやジプニーの運行数は徐々に日常に近いぐらいに戻りつつあります。

コロナ禍のフィリピン・バコロドのショッピングモール内

学校からタクシーで10分ほどの場所に大型ショッピングモールがあり、GCQ以降は営業再開しています。
こういった場所では、床に矢印があり進行方向が決められています。

コロナ禍のフィリピン・バコロドのショッピングモール内の通路

依然、レストランはテイクアウトかデリバリーの対応で店内飲食は難しいです。

コロナ感染対策が施されたィリピン・バコロドのショッピングモール内のファーストフード店

5.職員や生徒は外出をしてますか?

外出にはマスクの着用が義務づけられています。

外に出られない学生さんたちはストレスを感じているように見えましたが、筋トレやランニングをして、こういう状況にも上手く発散をしながら順応していました。

コロナ渦のフィリピン・バコロド留学E-roomイールームの学生が卓球でリフレッシュ

 

6.治安の変化を感じますか?

特に感じません。

もともと治安の問題もそこまでない街ですが、ロックダウンの規制が徐々に緩和されて街に人が戻ってきていますので、以前よりも気を付けるようにしています。

治安に大きな変化がないコロナ渦のフィリピン・バコロドの町中

7.新入生受入再開の目途は?

新入生の受入再開については現段階では何とも言えない状況です。

どんなに早くても9月以降かと思います。
フィリピンへの外国人の入国規制が解除になり、外国人もフィリピン国内線を様々な規制なく乗れるようになることが条件になります。

8.学校再開に向けて、何か行なっていることはありますか?

アルコール消毒、マスクの配布と着用の義務付け、ソーシャルディスタンスなどの基本的な衛生管理を行なっています。

コロナ感染対策が進むフィリピン・バコロド留学E-roomイールームの学校職員室

9.再開後の不安などはありますか?

食堂など対面で座わることを避ける対策は必要だと考えています。

10.留学検討者に伝えたいことはありますか? あらためて学校の特徴など

多くの語学学校が集まっている都会のセブ島やマニラとは違い、バコロドは良い意味でフィリピンの現地らしさが感じられる地域です。

留学に来られる日本人も少なく、外部への誘惑もセブ島に比べてありません。
外国人が多い中に飛び込んで勉強に集中したい人にとって、きっと気に入ってもらえる環境だと思います。

また、E-roomは新築の校舎に移転したばかりです。
勉強がしやすい環境に加えて綺麗な施設で勉強したいというニーズにもお応えできます。

今はまだ留学ができない状況ではありますが、受入再開した際にはみなさんに安心して勉強ができるよう、校内の衛生管理は引き続き整えていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

11.さいごに・・・

バコロド・E-roomの濱田さん、インタビューに応じていただきありがとうございました。

E-roomは2005年開校のフィリピンの語学学校の中でも古い学校の一つです。
セブ島を中心に数多くの語学学校が設立されている中、地方都市において根強い人気を保ち続けている学校です。

新校舎に移転し、留学生の方がこれまで以上に英語の勉強に力を注ぎやすい環境になっています。

バコロド『E-room』に少しでもご興味を持たれた方はぜひお問い合わせください。

Author: 畠尾 正行

英語力ゼロから2012年にフィリピン留学を経験。その後は学校スタッフを経て留学カウンセラー。第二言語習得論など英語学習について見識を深め学習アドバイスを行なう。