こんにちは。
フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのケイコです。
セブ島の語学学校があるような場所は比較的、安全とはいえ油断は禁物です!
週末の街中散策や観光時には、つい羽を伸ばしたくなりますが、気を引き締めて防犯意識を高く持つ必要があります。
それでも、万が一、盗難やスリ、ひったくりに遭ってしまったらクレジットカードの不正利用などの二次被害を最小限に抑えるために動きましょう。
盗難被害発生から24時間以内にすべきことをまとめてみました。
1. 留学中の安全対策、セブイングリッシュの取り組み
目次
セブイングリッシュでは、セブ島の語学学校と連携した安全情報共有に努めています。
年に2回、在セブ領事事務所(日本領事館)で実施されている語学学校の管理者&職員向けの安全対策会議では、最新の防犯情報の確認をしています。
安全対策会議について詳細は「セブの治安と、セブ留学生活安全対策会合」をご参照ください。
写真は2019年6月13日の安全対策会議の様子です。
セブ島留学生活安全対策会議の幹事はセブイングリッシュ代表の小出です。
写真右側に立っているのは当社留学カウンセラーの畠尾です。
その他の取り組みとして留学中の防犯対策についての情報発信も行っております。
「防犯対策|いろいろな犯罪事例を知って安全な留学を」に実例に基づいた防犯対策情報をまとめています。
また、セブイングリッシュをご利用いただく特典として、「セブの治安と防犯対策ビデオ(特典)」で留学前に防犯対策動画を閲覧できるURLをお送りしています。
こちらはご入寮時にお受け取りいただける当社の粗品セットです。
粗品セットに「留学ハンドブック」と「セブ島留学 安全対策マニュアル」が入れてあるので、ご到着後に目を通すようにして下さい。
※セブ島エリアに留学される方限定
ただ、実際には気をつけていてもスリや置き引きに遭ってしまうことがあります。
ひったくりなど場合によっては犯人が目の前にいることもありますが、刃物などを持っているかもしれないので、絶対に抵抗したり追いかけたりしないようにして下さい。
もしも、貴重品が盗まれてしまったら忘れずにしないといけないことはこちら↓↓
2. 盗難に遭ってしまった後の対応
お店の中で盗難に遭った場合は、お店の人に頼んで防犯カメラを確認してもらいましょう。
携帯電話かカメラがあれば、防犯カメラに映っている犯行場面を録画しておくと、警察署での説明がスムーズです。
盗難に遭ってしまったら、下記の4つの手続を行いましょう。
・学校職員に相談
・クレジットカードの停止手続き
・海外旅行保険専用の事故受付窓口に連絡
・盗難発生現場の最寄りの警察署で盗難証明書を発行
ほとんどの学校では、留学生が盗難被害に遭った場合に学校職員がサポートをしてくれるのですが、大型校などを中心に学校によっては学校外での出来事は全て自己責任で後の手続も自分でしないといけない場合もありますので、下記に流れをまとめています。
2-1. 留学先の学校職員へ相談
緊急時には学校職員に相談しましょう。こういう時には冷静にサポートしてくれる人がいるだけで随分心強いものです。
盗難で手持ちの現金や携帯がなくなってしまっても、タクシーだと学校まで送ってもらった後にお部屋から現金を持ってきて支払いができます。
学校IDには学校の連絡先が書いてあるので、IDとパスポートのコピーは外出時に忘れないように携帯しておきましょう。
学校に戻ったらクレジットカード会社や海外旅行保険会社への連絡をしましょう。
フィリピン現地の語学学校では日本へ格安で通話できる手段(スカイプ通話やLineOutなど)がありますので、オフィスの電話を使わせてもらうとクレジットカード会社や海外旅行保険会社への連絡がスムーズです。
※海外からの国際電話で日本国内のフリーダイヤル(0120から始まる電話番号)は繋がらないため、有料通話への番号へかけることになります。
<知っ得情報>
Lineを利用している方は、LineOutを使うと便利です。
LineOutではネット環境があればネット回線を通じて格安で日本の固定電話に電話が掛けられます。
アプリ内購入で240円のクレジットを購入しておけば、海外からでも日本への通話代は1分3円で利用できます。
2-2. クレジットカードの停止手続き
クレジットカードの紛失、盗難が判明したら、第三者による不正使用を防ぐためにすぐにクレジットカード会社の「紛失・盗難連絡先」専用電話番号に連絡しましょう。
カード紛失・盗難受付デスクでは下記の情報が聞かれます。
・氏名
・生年月日
・住所
・電話番号
※カード発行時に登録した番号
クレジットカードの紛失・盗難の連絡先は、ほとんどのカード会社で24時間対応ですが、中には24時間対応ではない会社もあるようです。
複数枚カードを持っている場合は、念の為サポートが24時間してもらえる会社のカードを携帯するのが安心ですね。
2-3. 海外旅行保険専用の事故受付窓口(サポートセンター)に連絡
海外旅行保険で携行品損害保険の対象物は盗難の場合でも補償してもらえます。
破損の場合は帰国後の申請が一般的ですが、盗難の場合にはまず事故受付窓口に電話をして状況説明をする必要しておくのがベターです。
盗難から24時間以内といった時間の制約はありませんが、できるだけ早く連絡することが推奨されていますので、可能であれば24時間以内に電話を済ませておくと安心です。
2-4. 盗難発生現場の最寄りの警察署で盗難証明書を発行
盗難証明書(ポリスレポート)発行については手続き方法の変更がこれまで度々ありましたので、最新情報は学校職員へ確認してください!
(以前は外国人はTourist Policeだけ受付、Affidavit of lossを取得後に、City HallでStampの支払いをして、Police Report取得という流れだでしたが、現在はAffidavit of lossとか印字の購入も必要なく、どこの警察署でも外国人の盗難被害の対応がしてもらえます。)
警察署での盗難証明書(ポリスレポート)は発生から24時間以内しか受け付けてもらえないことが多いです。
警察署は24時間対応してもらえますが、基本的には盗難発生現場が管轄の警察署に出向く必要があります。
※観光などで遠出している場合は学校へ戻ってしまうと出直すのが大変なので、気付いた時点ですぐに警察署に行くのが良いでしょう。
セブ市周辺の警察署(ポリスステーション)の所在地はこちら。(2019年6月26日現在)
留学中の生活の中心になる学校の最寄りの警察署の場所を把握しておくといざという時に役立つと思います。
ポリスレポート(盗難証明書)発行の流れ
警察官から下記の聴き取りがあります。
パスポート(原本がなければコピー)の提示が求められます。
外出時には必ずパスポートのコピーを所持するようにして下さい。
・氏名
・年齢
・住所(学校の住所でOK)
・電話番号(学校の番号でOK)
・盗難の日時
・盗難の場所
・盗難時の状況
・財布ごと紛失/盗難の場合、その中身(免許証、現金、クレジットカードの枚数など)
・犯人を目撃していたら犯人の特徴の説明
3. 留学前に確認しておきたいこと
軽犯罪に巻き込まれないのがベストですが、万一に備えてできる対策を講じておきましょう。
所持品ですが、日本で使っているお財布の中身を留学前にチェックしてみてください。
フィリピン留学中には不要なバスカードや病院の診察券、ポイントカードは日本に置いて行くと盗難時のダメージが少なくて済みますね。
クレジットカードを携帯する場合は、万一盗難に遭った場合に備え、緊急窓口の電話番号(会社によってはLINE対応あり)を控えておくようにしておいてください。
また、財布とは別に小銭入れを持っていると、スリや盗難に遭った直後にお支払いが必要な場面でも対応できるのでおすすめです。
まとめ
フィリピンでは盗難・紛失等の被害にあった場合、戻ってくる可能性はまずないと考えておいて良いです。
クレジットカードの利用停止、保険の補償申請手続きのカギになるのが現地警察署での盗難証明書。
警察官も自分の管轄内でスリやひったくり等の被害件数を挙げたくないという心理が働くためか、きつい口調で、単純な置き忘れや落とし物ではないのか、と言ってくることがあります。
警察官と言い争っても何も解決しませんので、盗難のショックやストレスがあっても穏やかに、状況はできる限り詳しく説明することを心がけましょう。
盗難発生から24時間以内に上記の手続きを済ませた後は、気持ちを切り替えて残りのフィリピン留学生活を楽しむことにしましょう!