卒業生アンケートで満足度100点を連発!コロナ前に比べてフィリピン留学の質はあがったのか?

フィリピン留学体験談

こんにちは。

セブイングリッシュ代表の小出です。

当社は2009年からセブ島を拠点に運営しているセブ島で一番古い留学代理店で、開業当初から地道に卒業生へ体験談アンケートを実施してきました。

セブイングリッシュ卒業生体験談

そんなことを続けている中で、この半年くらいで当社を利用してフィリピンに留学していただいた方々から届いた卒業生体験談を見ていると、

コロナ前と比較して全体的に満足度が高くなっているのを感じたので、今日はその話をしたいと思います。

当社では以前から留学に対する満足度を100点満点で評価してもらってきました。

これは細かい項目ごとに点数化してもらうのではなくて、留学全体の満足度を点数化してもらっています。

そして、細かい出来事などはアンケートに言葉で書いてもらっています。

この満足度に、100点と答えてくれる方が、この半年くらいで増えてきた印象です。

これは偶然でしょうか?

ほとんどが想像になりますが、満足度100点が多くなった理由について考えてみたいと思います。

 

①コロナから生き残った学校は強かった

コロナ前には大小合わせたらフィリピンには数百と言われる外国人向けの英語学校が存在していました。

その中で当社セブイングリッシュが提携していた学校は56校ありました。
そして、コロナ後に再開しているのは28校だけです。(23年9月現在)

コロナ禍で資金的に余裕がなかった学校の多くは閉校、または休業中です。

閉校した学校や休業中の学校も視察や卒業生アンケートはとり続けていたので、多くの提携校は概ねご満足いただけていたのは間違いないと思いますが、現在再開しているのは、コロナ後の再開に資金的にも対応できた学校で、再開時に教育面以外にも設備等にもバランスよく力を入れられたところが生き残ったようにも思えます。

例えば日系の『GLC』は、コロナ前は別の学校が運営して間もなかった新しい建物に居抜きで移転していて基本設備がより良くなっています。韓国資本の『CIA』は新築の大型リゾートのような建物で運営を再開しています。

GLC学校建物とプール
GLC(セブシティ)
CIA学生寮とプール
CIA(セブ・マクタン島)

②再開して1年以上が経ち安定

セブ島留学が再開したのは2022年の春~夏にかけてです。

再開直後はどこの学校も一旦は大幅に少なくなっていた講師・職員を増やしたり、2021年末にセブ島を襲った30年に一度と言われる大型台風の被害からの復旧作業がありましたが、今年に入りそれらが落ち着き、運営が安定してきたように思います。

2021年末にセブ島を襲った超大型台風
2021年末にセブ島を襲った超大型台風 参照:https://www.dw.com/en/philippines-typhoon-rai-leaves-trail-of-devastation/a-60155366

③セブ島はコロナ禍の生活から脱している

フィリピン入出国の規制は既に完全撤廃されています。
ワクチン未接種者も陰性証明書などは不要です。

パンデミックで閉じ込められた生活から解放された留学生は、セブ島留学をより楽しく感じているのではないでしょうか。

未だにマスクをしている人が目立つ日本と比べて自由があり、明るいフィリピン人講師たちとのマンツーマン授業は新鮮で、他国の生徒と友達ができたりと充実した日々を過ごせていると思います。

セブ島留学中の放課後イベント

④セブイングリッシュのマッチング精度が向上

残念ながら、セブイングリッシュへのお問い合せ・申込件数はコロナ前に比べると未だ完全には回復していません。

しかし、お問い合せ件数が減ったことで、問合せ1件あたりに割く時間が増しているように感じています。
さらに学校数が以前よりも減ったことで、生徒と学校のマッチング精度が以前にも増して良くなっているのかもしれません。

尚、問合せ数や申込件数がコロナ前よりは減っているものの、再開直後の2022年から黒字化には成功しているので、経営上の問題はありません。

⑤留学費用が上がったことで行ける人が限られている。

円安の影響や航空券代金の値上げ、フィリピンのインフレなど、留学全体の費用が高くなっています。
欧米に行くのに比べたら、まだまだ格安といえるフィリピン留学ですが、以前よりはお金がかかるようになりました。

これは悪いことのほうが多いのですが、結果として予算的に行ける人は、そこまでギリギリの留学プランに申し込んでいないことが多いように思います。
例えば6人部屋のような住環境が劣る寮や、極端に安い学校は以前ほど選ばれていないように感じます。

コロナの影響もあると思いますが、どうせ高いなら、少しでも良いお部屋や食事面等も評判の良い学校を選びたいということではないかと思います。

やはり極端に安い学校や、コース・住環境が厳しい寮で申し込まないほうが、ご満足いただける確率は高まります。

スターゲートの1~2人部屋
セブ島Stargateの学生寮

逆に、フィリピン留学全体の費用は上がりましたが、例えば親子留学で選ばれることがある『ELSA』のように、設備などがあまり評判が良くない学校でも満足度が高い場合があります。

これは、先ほどの④の内容と重なりますが、他校と比べて明らかに留学費用が安いため、カウンセリング段階で設備等が見劣りすることや、懸念点をきちんと説明して、お客様も納得の上で留学いただけているからではないかと推測します。

まとめ

セブ島留学・フィリピン留学の繁忙期は各国(日本、韓国、台湾、ベトナムなど)の夏休み時期にあたる6月~9月と春休み時期にあたる1月~3月の2回あります。

長年体験談アンケートをとっていると、この時期に留学された場合、一部の学校では生徒が急増することで品質が低下したというフィードバックがまれにありました。
しかし、今年の春~夏に留学いただいた方々には、概ねご満足いただけたようで安心しました。

これからも安全で安定したフィリピン留学を提供していける会社でありたいと思います。

Author: 小出 将人

セブイングリッシュ代表
2009年からセブ島初の現地を拠点とした留学エージェントを運営
セブ島で家族と一緒に住んでいます。