「フィリピン留学中にスリに遭う確率は?」
結論から言うと”対策をしなければ”高い確率で被害に遭います。
裏を返せば、正しい知識と対策法を講じれば99%防げます。
弊社は2009年からフィリピン留学サポートを行い、5,000人以上の留学生をサポートしてきました。その経験から、スリ被害は「知識と準備」で大きく防げることがわかっています。
今回は(内容を非公開を条件に)元スリの協力を得て「プロのスリ」3タイプへの独占インタビューを実施。
彼らの思考回路と行動パターンから、科学的かつ実践的なスリ対策を導き出します。「スリが怖くて留学に踏み出せない」という方にこそ読んでいただきたい内容です。
コンテンツ
フィリピン留学でのスリ被害の実態
弊社が過去に実施した留学生アンケートによると、留学中にスリやひったくりを含む「軽犯罪被害に遭ったことがある」または「遭いそうになった」と回答した人は約2割でした。
一方で、「日常的な注意で被害を防げた」と回答した人が95%にのぼり、対策の有無が結果を大きく左右することがうかがえます。
留学先や観光地としても人気のフィリピンですが、観光客や留学生が集まるエリアでは、スリ・ひったくりのリスクがあります。
特にセブシティでは、レストランやショッピングモール、路上など、どこでも注意が必要です。
フィリピン留学中の被害タイプ トップ3
| 順位 | 被害タイプ | 遭遇率(目安) | 主な発生場所 |
|---|---|---|---|
| 1位 | スマホのすり取り | 約20%が経験・目撃 | 人混み・レストラン・ジプニーやバス内 |
| 2位 | 席を離れた際の置き引き | 約10%が経験 | カフェ・フードコート・レストラン |
| 3位 | バイクによるひったくり | 約5%が経験 | 路上・夜間の繁華街周辺 |
⚠️ 要注意の時間帯・シーズン
- 夜間・クラブ:照明が少なく人通りが減るエリアやクラブなどの人ごみで被害増加
- 祝日・連休・イベント:人が集まり、スリの活動が活発化
- 語学学校近くのモール:留学生が「慣れてきた頃」が最も危ない
重要なことは、「スリは無作為に狙わない」という事実です。 彼らはターゲットを選んでいます。どんな人が選ばれ、どんな環境が好まれ、どんな状況では諦めるのか——それを知ることが、最大の防犯対策になります。
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【特別企画】プロのスリへの独占インタビュー|彼らの本音を探る
スリ対策の第一歩は「敵を知ること」。
今回は元スリたちの協力を得て、フィリピン及び海外で活動するスリの典型的な3タイプへの「独占インタビュー」形式で彼らの思考パターンと手口を解説します。
スリ3タイプの自己紹介
👤 S氏(ソロスリ) ── 群衆に潜む孤独な職人
- 手口:人混みで自然に近づき、注意が逸れた瞬間に財布・スマホを抜き取る
- 得意場所:マーケット・フードコート・タクシー待ちの人ごみ
- 弱点:観察されると動けない、警戒心のある相手には諦める
👥 G氏(グループスリ) ── チームプレーで仕掛ける組織戦術家
- 手口:複数人で役割分担(囮・ぶつかり役・回収役)し、注意を分散させて盗む
- 得意場所:観光地・飲食店・人ごみ
- 弱点:ターゲットの注意を惹けない場合は計画が崩れる
🏍️ B氏(バイクひったくり) ── スピードで勝負する一撃型
- 手口:バイクで近づき、徒歩の人のバッグ・スマホを走りながら奪って逃走
- 得意場所:夜間の路上・人通りの少ない道・車道沿いの歩道
- 弱点:ターゲットが道路側でなく建物側を歩いていると狙えない
S氏・G氏・B氏の見解:「留学生って、ターゲットにしやすいんですよ」
本日はお集まりいただきありがとうございます。
全員一致で、『フィリピン留学に来た留学生は格好のターゲット』みたいですね。
みなさんからすれば、特に日本や韓国にいる感覚で外出している人は簡単でしょうね…。
Q1「あなたが最も好む、ターゲットや状況を教えてください」
S氏(ソロスリ): 「正直に言いますと、
①スマホを見ながら歩いている
②バッグを前にしていない
③周囲への注意が散漫
④ヘッドフォンやイヤホンを付けている
この4条件が揃っている人は、もう”準備ができている”と思います。
特に留学生は、リスクの高いダウンタウンや乗り合いバスのジプニーは一度は経験したいと思っています。
私たちにとっては絶好のターゲットです。」
G氏(グループスリ): 「我々は組織で動くので、ターゲットの注意を分散させることが得意です。
一人がわざとぶつかったり、道を聞いてきたり、物を落としたり。その間に別のメンバーが背後から財布やスマホを取る。
被害に遭う方は、ぶつかってきた人のことしか覚えていない。バックを背中に背負ったままの人、肩掛けバッグのファスナーが開いている人は特に狙いやすい。
私たちの”プロの技術”があれば、本人は気づかないうちに財布がなくなっています。」
B氏(バイクひったくり): 「私はシンプルで、スピードが命です。
ターゲットは道路側を歩いている人、スマホを片手に持って歩いている人、斜め掛けバッグでも取り出しやすい人。
夜に照明の少ない道でスマホを出している留学生は、特に”見つけやすい”ターゲットです。私は減速して近づき、一瞬で奪ってそのまま走り去る。あなたが気づいた頃には、私は100メートル先にいます。」
Q2「逆に、どんな状況・人は避けますか?」
S氏(ソロスリ): 「周囲をしっかり見回しながら歩いている人、グループで移動している人、財布をジッパー付きの前掛けバッグ等に入れている人は、正直言って”割に合わない”です。
そういう方はターゲットにするより、次を探した方が早い。現地の人と一緒に歩いている留学生も避けます。」
G氏(グループスリ): 「私たちが声をかけた時に無視して歩き続ける人、立ち止まらない人は諦めます。
バッグのファスナーが全て閉まっていて、体の前に抱えている人は、わざわざターゲットにしないです。」
B氏(バイクひったくり): 「歩道の建物側(道路から離れた側)を歩いている人には近づけません。物理的に届かないんです。
スマホをしまって歩いている人も同様です。奪うものがなければターゲットにならない。ネックストラップでスマホを首から下げている人も避けます。」
Q3「ターゲットにしたいと思う人の特徴は、他にありますか?」
S氏(ソロスリ): 「『自分は大丈夫だろう』という油断が表情や仕草に出ている人です。
留学し始めて1〜2週間は注意が高いのに、だんだん「慣れた」感が出てくる。この”慣れ”が一番危ない。歩きスマホやポケットにスマホや財布を入れている留学生を見つけるのは簡単です。」
G氏(グループスリ): 「一人で地図や看板を見ながら立ち止まっている人は”観光客”と一目でわかるサインです。
あと、高価なカメラを首から下げたり、見えるところで現金を数えたりする人は、持ち物を外にアピールしているのと同じです。」
B氏(バイクひったくり): 「夜間に一人で歩いている留学生で、大きなトートバッグを道路側の手に持っている人は最も狙いやすいターゲットです。
慣れてきたから大丈夫だろう、という甘い判断——2人以上で行動するとか、Grabを使う選択——が、被害を防ぐ最大の鍵です。」
Q4「最後に、留学生へのメッセージをお願いします」
S氏(ソロスリ): 「私たちは悪い人ですが、馬鹿ではありません。リスクが高いターゲットは選びません。
財布をポケットに入れず、歩きスマホをせず、周囲を見回す習慣。これだけで、あなたは私たちの”ターゲット候補”から外れます。」
G氏(グループスリ): 「声をかけられたら『NO THANK YOU』とだけ言って、立ち止まらずに歩き続けてください。
それだけで、私たちの計画は全て崩れます。中途半端に応じることが最も危険です。」
B氏(バイクひったくり): 「夜間の一人歩きを避けることです。歩く場合は建物側を歩き、スマホは出さない。これだけで私はあなたに近づけません。
フィリピンは良い国です。でも私たちのような存在がいることを忘れないでください。」
インタビューから学ぶ!科学的に正しいスリ対策4選
3人のスリの本音から、具体的な対策が鮮明に見えてきました。ここからは実践方法を解説します。
【対策1】持ち物の管理:「狙われない」カバンの使い方
- 貴重品は「前掛けウエストポーチ」または「服の内側ポーチ」へ:パスポート・多額の現金は持ち歩かない。
- 財布は2個持ちが基本:「見せ財布(少額のみ)」と「本財布(服の内側)」に分ける
- バックのファスナーは常に閉め、外出時は体の前で抱える
- スマホはネックストラップ or 体の内側のポケットへ:露出した状態でポケットに入れない
【対策2】歩き方・移動の習慣:ターゲットにならない
- 歩道は「建物側」を歩く:道路側を歩かないだけでバイクひったくりリスクが激減
- スマホは立ち止まって確認、歩きながら使わない:使用後はすぐしまう
- 夜間)の一人歩きは避ける:タクシー移動(Grab)を活用する
- 大金・高価な貴金属・高価なカメラは外出時に持ち出さない
【対策3】声かけ・接触への対応:グループスリを無力化する
- 見知らぬ人から声をかけられたら立ち止まらない。歩きながら「No thank you」とだけ言う。
- 「ぶつかってきた人」への対応は要注意。謝罪の間に仲間に狙われている可能性がある
- 「財布を見せてほしい」「荷物を預かります」は詐欺のサイン。無視する。
- 人混みで誰かに前後左右を挟まれたら、その場から即座に離れる。
【対策4】スマホ・デジタル機器の安全管理
- スマホには必ずロック(生体認証+PINコード)を設定:盗まれてもデータを守る
- iPhoneは「探す(Find My)」、AndroidはGoogleの「デバイスを探す」を有効化
- 重要な書類(パスポート)はコピーを用意:被害後の手続きが格段に楽になる
- カフェやレストランでは、スマホをテーブルの上に置かない
場所別・状況別スリ対策まとめ
ジプニー・バス内での対策
- 両隣に同時に人が来たら要警戒
- 座席では、バッグを膝の上・前に置き、ファスナーを自分の手で押さえる
- スマホでルートを確認する場合は確認後すぐにしまう
- 混雑時は財布・スマホが入ったポーチをさりげなく手で押さえる
ショッピングモールでの対策
- 人混みでは貴重品を前ポーチへ移動させてから入場する
- トイレ・ATMのエリアは特に注意(死角が多い)
- ATMでは必ず周囲を確認してから操作し、現金はなるべく周囲から隠れるように財布に入れる
カフェ・レストランでの対策
- スマホ・財布・PCは「席を離れる時は必ず持ち歩く」を徹底(トイレも同様)
- 荷物は膝の上に置く、絶対に背もたれ側に置かない。
- 混雑した時間帯は置き引きリスクが上がると認識する
夜間の対策
- Grabアプリを使う:夜間の徒歩移動を最小化
- やむを得ず歩く場合は、建物側を歩き、スマホをしまい、明るい道を選ぶ
- イヤホンを両耳に付けたまま夜道を歩かない(周囲の音が聞こえなくなる)
- 飲酒後は特に注意。可能なら仲間と一緒に帰宅する
よくある質問(FAQ)|スリ対策Q&A
Q. セブとバギオ、どちらが治安が良いですか?
両エリアとも人気のフィリピン留学先ですが、セブと比べるとバギオは比較的治安が良好です。しかし防犯対策を怠っても大丈夫だとは思わないようにしましょう。
Q. 被害に遭った場合、どうすればいいですか?
①すぐに学校スタッフやエージェントに連絡する ②近くの警察署でポリスレポート(被害届)を作成する(海外旅行保険の請求に必要) ③クレジットカードはすぐに停止手続きを行う ④パスポートを失った場合は、フィリピン日本大使館または領事館に連絡して再発行手続きを行う という順序で対応してください。焦らずに一つずつ対処しましょう。
Q. 海外旅行保険はスリ被害をカバーしますか?
多くの海外旅行保険では「携行品損害」として盗難(スリ含む)をカバーしていますが、補償上限額や免責事項(置き引きは除外など)は保険会社・プランによって異なります。 出発前に、自分の保険の盗難に関する条件を必ず確認し、警察の被害届(ポリスレポート)が補償請求に必要であることを覚えておきましょう。
Q. リュックとショルダーバッグ、どちらがおすすめですか?
できれば前掛けできるバッグが最も実用的でおすすめです。 リュックは前にして歩いても邪魔に感じない大きさのものが良いでしょう。前に取り出し口があればスリ対策に効果的です。
Q. スリ被害が怖くてフィリピン留学を諦めるべきですか?
もちろん、諦める必要はありません。 弊社が5,000人以上の留学生をサポートした実績の中で、適切な防犯対策を実施していた方でスリ被害に遭ったケースは皆無です。スリは「対策している人を狙わない」というのが大原則です。この記事で紹介した対策を習慣にすれば、被害リスクは大幅に減らせます。
まとめ:スリ被害ゼロで充実した留学を実現するために
フィリピン留学におけるスリ問題は「ゼロにはならないが、正しい対策で99%以上防げる」というのが、16年・5,000人以上のサポートをしてきた弊社の見解です。
重要ポイント3つ
- スリは無作為に狙わない:彼らはターゲットを選ぶ。「狙われない人」になることが最大の防犯
- 習慣が命:「財布の場所、スマホのしまい方、歩く場所」この3つの日常習慣が被害率を決める
- 「慣れた頃」が最も危険:留学生活に慣れても油断をしないこと
| 対策カテゴリ | 具体的なアクション | 効果 |
|---|---|---|
| 持ち物管理 | 前掛けバッグ+少額の財布とカード類の財布の2個持ち | ソロスリ・グループスリ対策に高効果 |
| 歩き方 | 歩道の建物側を歩く/スマホは移動中出さない | バイクひったくり対策に特に有効 |
| 声かけ対応 | 立ち止まらず「No thank you」で歩き続ける | グループスリの手口を根本から無力化 |
| 夜間行動 | Grabで夜間の徒歩移動を最小化 | 全タイプのスリ・犯罪リスクを軽減 |
| デジタル準備 | 書類のコピー+端末の追跡設定 | 万が一の被害後の影響を最小化 |
スリへの過度な恐れは、フィリピン留学の魅力を半減させてしまいます。費用対効果の高さ、マンツーマンレッスンの充実度、温かい現地の人々との交流——これらの価値を最大限に享受するために、防犯対策は「出発前に身につけておくべき必須準備」の一つと捉えましょう。
弊社は、安全面でも安心して留学いただけるよう、在セブ日本国総領事館が定期的に発表する犯罪統計データがございます。 留学における防犯対策についてのご相談は、お気軽に公式LINEよりお問い合わせください。
