2017年12月14日に、セブ市の在フィリピン日本国セブ領事館にて「第15回・セブ留学生活安全対策会合」が開催されました。このセブ留学生活安全対策会合はセブの語学学校の日本人担当職員の皆様にお集まりいただき、各学校に留学される皆様に、安全な留学生活をお送りいただけるよう協議・情報共有し、各校での安全対策にご活用いただくことを目的としております。今回も、当社セブイングリッシュの代表が代表幹事として出席いたしました。
会合では、まず、セブ領事館の鶴岡所長より、セブでスリや置き引きが頻発しており、これからクリスマス、年末年始、そしてセブ最大のお祭りシヌログとイベントが続くので、事件・事故に巻き込まれないようにとの注意喚起がなされました。続いて、山田領事からは、フィリピン国家警察から入手した最近のセブの犯罪統計と傾向についてご教示いただきました。犯罪発生率は全体として減少しているものの、日本と比べると依然として高いため、常に用心して行動するように促されました。
次に、在マニラ日本大使館からお越しいただいた高橋書記官から、フィリピンにおける安全対策のお話をしていただきました。セブは、フィリピンで特に日本人観光客(語学学校の生徒を含む)が多い地域とのことで、緊急事態が起こった際は、24時間電話可能な、大使館のホットライン(02)551-5786に連絡するようにとお教えいただきました。(セブ領事事務所を含む連絡先について、詳しくは、在マニラ日本大使館ウェブページをご参照ください。)
また、日本人が遭いやすい被害として、ひったくり、スリ、置き引きといった軽犯罪が挙げられ、下記のような防犯対策についてお教えいただきました。
‹外出時における日頃の防犯対策›
●【習慣作り】
・できる限り常に周囲に気を配り,不審な人物や車がないか等注意を払うよう努める。
・人通りの少ない路地やスラム街等には近づかない。
・服装,持ち物は,周りの環境に溶け込むように,華美なものは避け,なるべく目立たないものにする。高価な貴金属は身につけない。
・多額の現金は持ち歩かない。また,貴重品を1つのバックに纏めて入れない。
・公共交通機関の利用は避け,できる限りホテルのリムジン・サービス等を利用する。(やむを得ずタクシーを利用する場合は複数名で,また1名は助手席に座るのが望ましい。)
・車の乗降時は,必ず周りを確認する。
●【油断しない】
・会話に夢中にならない。
・荷物を置いたままその場を離れない。
・知らない人物から声をかけられても,安易に信用しない。
‹宿泊先における防犯対策›
★油断禁物!
・貴重品は自分自身で管理徹底。
・部屋の鍵は内外問わず必ずかける。
・安易にドアを開けず,ドアスコープで確認してから開ける。(警備員やハウスキーピング等も含め,心当たりのない突然の訪問者については,受付に確認してからドアを開けるようにする。)
・電話等で安易に自分の名前を名乗らない。
・部屋の中に異変を感じた場合には,すぐに警備員へ通報し,警備員と一緒に確認するようにする。
‹事件・事故に遭ってしまったら›
身の安全を最優先に考える。
●強盗(偽警察官を含む),侵入盗,ひったくりなど
・自分の命を守ることが大事。(金品に執着しないこと。)
・絶対に感情的にならず,大声をあげず,抵抗しない。(要求をのむこと。)
・急な動きを避ける。財布を取り出すときは,必ずそう言ってから動くこと。
続いて、弊社代表の小出より、最近の留学生が巻き込まれた犯罪事例の報告と、年末年始の注意事項について情報共有がなされました。
最後に、セブ島マンダウエ市に新設されたMaayo(マーヨ)病院の日本人職員の方から、病院と、併設されているホテルについてご紹介いただきました。新しく綺麗な建物で、各種検査設備が整っているとのことで、特に健康診断で在住日本人の利用が想定されます。
質疑応答も盛り上がり、有意義な話し合いが行われました。
次回の安全対策会合は2018年6月(暫定)に開催予定です。
当社ではこれからも、フィリピン・セブに留学される全ての方が充実した留学生活を安全にお送りいただけるよう防犯対策に取り組み、皆様へ正確かつ最新の情報を発信するため、ホームページの「安全・防犯対策」、「週末アクティビティの注意点」、「南国特有の病気と対策」を随時更新していきたいと思います。
<第15回 セブ留学生活安全対策会合に出席された日本人担当職員が在籍する学校>
CIA、C2、English Fella1,2、First English、QQ English、Bayside English Cebu、SMEAG、MBA、IDEA CEBU、IDEA ACADEMIA、BLUE OCEAN、Philinter、TARGET、Howdy、ELSA、サウスピーク、3D、CEBU JIC、Stargate、EV、Brilliant Cebu、KEA、CAEA、HLCA
会合後は、セブ市内の日本料理屋・遊々亭に場所を移して懇親会が行われ、楽しく積極的な情報交換が行われました。
今回、不参加のセブ地域の語学学校職員で参加を希望される方がいらっしゃいましたら、当社またはセブ市の日本領事館までご一報いただけますと次回会合時にご案内いたします。会合は主として日本語で行われますが、各語学学校で日本語サポートをしている外国人職員、フィリピン人職員の出席も歓迎しております。